若手は収入が低い?アニメーターの仕事内容とは

最近ではさまざまなアニメ映画がヒットしていることからその名前を聞くことが増えたアニメーターですが、どういった仕事なのでしょうか? SNSではよくその待遇の悪さが話題になっていますが、実際はどうなのでしょうか。 今回はアニメーターについて紹介します。

アニメーターの仕事内容とは


アニメーターはアニメーション制作の中でどの部分を担当しているのでしょうか。

アニメーターの仕事内容や働く場所

作画担当の方をアニメーターと呼びます。そのためアニメ内のキャラクターや背景などの動きを1枚の絵として描くことが仕事になります。

作画をする際はシナリオや企画に沿った絵を指示に従って描いていきます。その作画には2種類あり、「原画」と「動画」に分かれます。「原画」はアニメーションの動きでポイントとなる絵を描くことをいい、「動画」は「原画」と「原画」の間にある絵を描くことをいいます。現場において新人はまず「動画」を担当することが一般的です。

ステップアップするとできる仕事

新人としてアニメーターで入り、「動画」をしっかりと描くことができるようになると、「原画」も任されるようになります。
その過程は早くても2年目以降になることが多いと言われています。

環境によっては4、5年「動画」を続ける場合もあるので一概に何年とは言えません。「原画」を続けていると、そのうち実力が認められ「作画監督」という作画担当をまとめるリーダー的ポジションに就くことになります。

「作画監督」は複数のアニメーターが描いていることで起こる絵のばらつきを微調整し、統一感のある絵に仕上げることが仕事です。

アニメーターの収入は低い?


冒頭でも触れたアニメーターの収入面に関することです。収入が低いとされているのは若手といわれていますが実際はどうなのでしょうか。

月収10万円ともいわれる若手の収入事情

若手のアニメーターがなぜ低収入なのか、その実態は1人前になるのに3年かかると言われていることが要因です。アニメーターの多くは給与形態が完全出来高制や出来高+固定給とされています。

そのため入って間もない新人は、一枚の絵を描き上げるのに時間がかかるためなかなか枚数を描くことができません。そのため給料が安くなってしまいます。フルタイム働きながら十分な賃金がもらえない「低収入状態」が続いていることも大きな問題とされています。

雇用形態も影響

仕事のスピードが給料にかかわってくることが分かりましたが、ほかに影響を与えることとして、雇用形態があります。アニメーターの実に9割は非正社員として雇用されています。

そのこともあり、労働基準法が無視されていることや、低賃金が許されているといった背景があるようです。

キャリアを積むといくらくらいもらえるか

アニメーターを続けていると作業スピードの向上によって収入が上がりますが、ほかにはキャリアを積むことで、立場が変わり、収入が上がることがあります。

「総作画監督」になると年収約560万、「プロデューサー」になると年収約540万になることなど、作品全体の統括をする立場になるとそれなりの賃金を貰えるようになるそうです。

アニメーターになるには


アニメーターに特別な資格や学歴は必要ありません。ではどういったことが求められるのでしょうか。

必要なスキルは画力

一番求められるのはやはり画力です。画力さえ持っていればすぐに仕事を始めることもできます。

しかし画力は人と競うにはあまりに幅が広いので、デッサン力や画面構成などのスキルを見て画力とされる場合もあります。

アニメーションの専門学校、美術系の大学やアニメーション学科のある大学に通うことも選択肢

画力向上のため学校に通うという選択があります。高校卒業後に入学することのできるアニメーション専門の学校や、美術大学に通えば基礎画力と基本知識は身につくことでしょう。

学校選びの際に確認すべきことは、学校の雰囲気とカリキュラムについてです。さまざまなアニメーション学校が増えていることから、1~4年制の学校があり、学べることも学校によってまちまちです。

どのようなアニメーターになりたいか自分の中でしっかりと決めて、どの学校が合っているか調べたうえで、学校を選びましょう。

未経験で応募可能なアニメーターの求人はある?


アニメーターは特別な資格や学歴がいらないため未経験でも入ることができるのでしょうか。

未経験者歓迎の求人が多い

アニメーターを募集している制作会社やスタジオなどは、未経験者も募集していることが多いです。もともと若手の仕事ということもあり、若い人を欲していることが多いという背景があります。

アニメーション関係の学校を出た人をはじめ、学校へ行ってない人でも画力があれば、未経験でも採用される

未経験者といっても多少の画力は求められるため、学校を卒業したての人や、画力がある未経験者を採用することがあります。そのためアニメが好きなことと、そういった仕事に就きたいことの他に、基礎画力をアピールする必要性があります。

ポートフォリオを用意

どのアニメーション会社に応募する場合でも必要になるのがポートフォリオです。応募者が最低限の画力を持っているかの判断は、口で聞いてもわからないため持っていくものです。

あまり画力に自信がない方でも、成長の見込みがあるとみられた場合は採用されることもあります。ポートフォリオは自分の作品集なので、人にすぐ作品を見せてほしいと言われたとき用にひとつ準備しておくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?やはり若手アニメーターの収入は噂通り低いものでしたが、長く続けていくとそれなりの収入を貰うことができるようです。

アニメが好きな方には、好きなことを仕事にできるいい職業かもしれません。また画力があれば学歴や資格がいらないのも、挑戦しやすいところといえるでしょう。

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