個人事業主の平均年収と手取りは?節税方法など解説

個人事業と言うと、稼げるイメージをお持ちの方もいるかもしれません。実際のデータではどのような数字になっているのでしょうか?この記事では、個人事業主の年収や手取り額の平均値や中央値、そして個人事業主として働く際の節税方法等を見ていきます。

個人事業主とは?

個人で事業を行っている人のこと

個人事業主とは本業か副業かは関係なく、個人で事業を行っている人のことを指す言葉です。個人事業主になるのはそれほど難しいわけではなく、基本的には税務署に開業届という書類を提出すれば誰でも個人事業主になることが可能でしょう。

しかし、事業というのは継続性のあるものを指すため、ある程度定期的な収入が見込めないものは事業とは見なされない可能性もあります。また、営む事業の種類によっては事前に許可が必要となるものもあるため、該当する場合は遅滞なく許可申請を行うことが求められます。

個人事業主の年収と手取り計算について

平均年収

個人事業主の平均年収は3,840,000円と国税庁の「所得種類別表/事業所得者」の「営業等所得」にて発表されています。しかし、平均値はあくまでも全事業者の収入を人数で割った数にすぎないため、実際には大きく稼いでいる人もいればそうでない人も存在します。

平均手取り額

同じく、個人事業者の平均手取り額は2,647,338円と国税庁から発表されています。会社員と比べると個人事業主の平均年収、手取り額は共に少々低いため、会社員になった方が収入の面では有利と言えるのかもしれません。

年収の中央値

また、個人事業主の年収の中央値はおよそ241万円という数字になります。平均値よりは中央値の方が実体に即していることが多いため、多くの個人事業主の年収はおよそ240万円を基準に落ち着いていると言えるのではないでしょうか。

手取りの中央値

そして、個人事業主の手取りの中央値を先程の平均値の年収と手取り額のパーセンテージから推察すると、およそ166万円という数字になります。会社員の年収及び手取り額の中央値と比較すると、個人事業主の年収と手取り額は更に少なくなってしまうことが見てとれます。

個人事業主と会社員の手取り額を計算

年収1,000万での比較

同じ年収1,000万円のケースで比較した場合、個人事業主の手取り額が6,693,460円になるのに対し、会社員の場合は7,409,612円となります。もちろん個人差があるため、あくまでもベーシックな計算にはなりますが、同じ収入でも個人事業主の方が手取り額は少なくなってしまう傾向にあるようです。

会社員の方が多い

会社員の方が、手取り額が多いということは、会社員の方が年収効率は良いということになるでしょう。同じ1,000万円という額を稼いでもおよそ70万円程度の手取り額の差が生まれるため、会社員の方がより多くのお金を残すことができると言えるのではないでしょうか。

個人事業主は経費が少ない

個人事業主の手取り額が少なくなってしまう原因の一つとしては、経費が少ないという点が挙げられます。個人事業主というと事業に関わる様々な出費を経費として算入できるイメージですが、実際には会社員の方が経費や所得控除の面では有利と言えるでのはないでしょうか。

個人事業主は所得税などの税金が高い

そして、経費や所得控除の額が少ないということは、その分税金が高くなることに繋がります。個人事業主にかかる所得税や住民税は会社員より高くなってしまうことがデータから読み取れるでしょう。さらに個人事業主には個人事業税もかかってくるため、それらを複合して最終的に手取り額が下がってしまいます。

個人事業主の節税対策

青色申告を行う

個人事業主の節税対策としては、まず青色申告を行うというものが挙げられます。複式簿記で青色申告を行うことによって年間最大65万円の控除を受けられることや、赤字を最大3年間繰り越すことが可能です。また家族が従業員として認められた場合は、給与を全額控除することもできるため、場合によっては大きな節税に繋がるでしょう。

経費を計上する

そして、青色申告を行うと共に経費に参入できるものは漏れなく計上することが大切です。基本的に事業収入を得るために使用した費目はほぼ経費として計上することが可能でしょう。勿論様々なケースによって例外等もありますが、事業のために出費したと客観的に証明できるようなものは漏れなく領収書をもらい、経費として計上することをお薦めします。

まとめ

個人事業というのは収入の床も天井もないため、その収入は大きくピンキリになっていると言えます。ご紹介した数字はあくまでも平均値や中央値というものにすぎないため、参考程度にはなるかもしれませんが、実際にはどのような事業をどのような形で行うかが大切になるのではないでしょうか。

関連記事

ページ上部へ戻る