データサイエンティストの資格試験って?将来性や、必要なスキルとは

「ビッグデータ」という言葉は一般によく聞くようになりましたが、それにともなってデータサイエンティストという職業が注目されてきています。名前だけ見るとデータを扱うことはわかるものの、どのような仕事内容で何を求められるのかわからない人も多いのではないでしょうか。今回は役立つ資格や必要なスキルなど、データサイエンティストを目指す人のための情報を紹介していきます。

データサイエンティストとは?

ビッグデータを分析・活用するプロ

データサイエンティストとはビッグデータのような膨大なデータを処理、分析してビジネスへ活用できる情報を取り出す専門家のことを言います。ITスキルやマーケティング、統計学など幅広い分野の知識を活用し、ビジネス課題に取り組むことが仕事です。ITや金融など、大規模なデータを扱う様々な業界で必要とされる人材です。

資格は必要か?

絶対に必要な資格はない

データサイエンティストに就くために必要な資格はありません。能力を有していれば誰でもデータサイエンティストとして仕事をすることができます。ただし求められる知識やスキルはかなり専門的で、複数の分野にまたがっているので大学やセミナーなどできちんと学んだほうが良いでしょう。

あると役立つ資格はある

必須ではありませんが、一般的にデータサイエンティストに必要とされている資格はあります。具体的には「統計検定」「オラクルマスター」「OSS-DB技術者認定資格」「基本情報技術者・応用情報技術者」などがあり、統計・データベース・ITに関する資格が役立ちます。これらの資格取得はデータサイエンティストになるための勉強の指針にもなります。

必要なスキルは?

統計解析スキル

数学やデータ分析手法の知識・スキルは必要となります。数学知識分野としては確率統計、線形代数学、解析学あたりが用いられます。

また、データ分析ツールなども使いこなせるようになると良いでしょう。有名なものを挙げるとオープンソースのプログラミング言語であるR言語などがあります。必要な時に適切な分析手法やツールを知っておくことが重要です。

ITスキル

大規模データ処理やデータベースに関する知識は必須であり、それ以外にも幅広いIT知識・スキルが求められます。データベースの知識として論理データモデルの作成やER図の理解をはじめ、SQLやHadoopの操作などのデータ処理のスキルが必要になります。セキュリティに関しても「機密性」「可用性」「完全性」3要素など、基礎的な部分は抑えておくべき知識です。

ビジネススキル

対象となるビジネスの目的を理解し、適切なアプローチを行える力が必要です。具体的にはビジネス課題を解決するために必要なデータの集計、分析、取りまとめを行うことや、データの分析結果に対する洞察力などが挙げられます。また、仕事の進捗管理など一般的にビジネスに必要とされるスキルも求められます。

コミュニケーションスキル

データサイエンスは専門性が高いため、得られた結果を相手が専門知識を持っていなくても分かるように説明できるスキルが必要になってきます。それに加えて、相手にヒアリングを行う際に的確にニーズを察知することも求められます。また、様々な分野の専門家・事業者との協働になるので、他分野の知識の理解と、それをかみ砕いてスムーズにやり取りできる力が重要です。

年収と将来性は?

年収は1,000万円以上の人もいる

データサイエンティストの年収の幅は広く、300万円程度~1,000万円以上稼ぐ人もいます。これだけの幅が生じるのは、データサイエンティストが比較的新しい職業であり、必須の資格などもないことから企業や分野によって待遇が異なるからです。また、専門性が高いので能力と経験によってできることも大幅に変わるため、幅広く設定されています。

需要過多でチャンスがある

センシングなど様々なIT技術の発達により、ビッグデータ活用の需要が高まっています。しかしそれに対してデータサイエンティストの数が不足しているので、多くの企業が求める人材となっているのです。また、仕事の内容を見ても、課題の認識から解決手法の提案など、コンピュータにはできない仕事なので今後も安定した需要が見込める職種と言えます。

なるために学ぶべきことは?

学生は統計学・分析を

学生はまず統計学やデータ分析について学んでおくと良いでしょう。統計学や分析の手法はビッグデータのような膨大なデータを扱うには必須の知識になります。数学とも密接に絡んでおり、体系的な理解が必要になってくるため、学生の環境を利用し、時間をかけてきちんと学ぶことが重要です。

社会人は未経験分野を

すでに社会人でこれからキャリアップを目指している人は、自分の未経験分野について重点的に学びましょう。例えば現在エンジニアであればITの知識やスキルは持っているので、ビジネススキルや統計解析、コミュニケーションスキルなど他の分野を補填していきます。

まとめ

データサイエンティストはビッグデータが一般に認知され始めたのと同時に注目されてきた職業で、その需要は高まりを見せています。必要とされる知識やスキルは専門性が高いうえに幅が広く、誰でも簡単になれるわけではありませんが、データサイエンティストの登場当初に比べて現在はオンラインセミナーなども普及してきているので、目指しやすい環境が整ってきています。待遇や将来性の面においても、十分魅力的な選択肢と言えるでしょう。

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