フリーランスの翻訳家になるには?仕事内容や働き方、年収などを解説

外国語が得意であれば、翻訳家という仕事も選択肢として挙げられます。翻訳家というと、会社勤めというよりも、フリーランスとして自宅等で作業しているイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。フリーランスの翻訳家とはどのような仕事なのか、働き方や年収とあわせて解説します。

フリーランスの翻訳家とは?

翻訳家はそもそもフリーランスが多い

翻訳家は社員等の求人が少ないため、会社に属さず、フリーランスとして活動する人が多くいます。フリーランスの場合、依頼元の企業等と「業務委託契約」を結ぶのが一般的です。

自分で直接仕事を請け負うのであれば、契約や収入の管理も自分で行いますが、中には翻訳家の登録会社を介したり、クラウドソーシングで仕事を探す翻訳家もいます。

フリーランスの翻訳家になるには?

語学の勉強をする

翻訳家にとって必須と言える語学力については、専門の学校で学ぶという道があります。大学や短大のほか、翻訳家になるための専門学校や通信講座等、選択肢は様々です。

独学で翻訳家を目指す場合、学校に通うよりも費用がかからない分、質問や相談をする相手がいないというデメリットがあります。どちらを選んだとしても、最終的に「英検1級」「TOEIC900点以上」等の資格を取得することができれば、客観的に自分の語学力をアピールすることができるでしょう。

翻訳の分野を決める

翻訳には様々な分野があるため、まずは自分の専門分野を決めることが重要です。企業が扱うビジネス文書の翻訳をするのか、小説等の文芸作品を翻訳するのか、選択肢は多くあります。

翻訳家としての実力以外に、翻訳する分野によっても、働き方や需要、収入は異なります。自分の得意分野を伸ばす、専門的なスキルを高める等、選んだ分野によっては語学力以外の勉強も必要となるでしょう。

翻訳家募集の情報を探す

社員としての募集がなくても、仕事が発生すればその都度翻訳家を募集する企業等もあります。クラウドソーシングを活用して翻訳家を募集するケースもあるため、オンライン上で仕事を受注することも可能です。

翻訳家として活動しはじめたばかりであれば、クラウドソーシング等を利用し、自分にこなせそうな仕事からチャレンジしてみると良いでしょう。

翻訳会社に登録をする

翻訳家として働くにあたり、翻訳会社に登録して仕事を受けるのも一つの手段です。いくつか存在する翻訳会社の中には、未経験者でも登録可能な会社もあります。

登録したばかりで実績が少ない頃は、仕事が来なかったり、簡単な作業しか紹介されなかったりするかもしれません。そのため、はじめは一つの会社に絞らず、複数の会社に登録した方が良いでしょう。

トライアルを受ける

業務委託契約を結ぶ際、あるいは翻訳会社に登録する際、まずトライアルとして課題を提出するケースがあります。提出された内容は、依頼元が仕事を任せるかどうかの判断材料となるため、手を抜かずにしっかりと作成しましょう。

依頼元に自分の実力をアピールするものとして、また自分が請け負った仕事をきちんとこなせるかの目安としても、気になった仕事についてはトライアルを受けることをおすすめします。

どんな仕事の種類があるの?

初心者も可能なサイトやアプリの翻訳

Web上のサイトや、スマートフォンアプリを翻訳する仕事です。海外で作られたサイトやアプリを日本人が利用する機会が増えたことで、翻訳の仕事も増加しています。

内容にもよりますが、他の翻訳に比べると初心者の方も挑戦しやすい仕事です。大きな収入にはならないかもしれませんが、サイトやアプリの翻訳から、経験を積むのも良いでしょう。

ビジネス分野の実務翻訳

ビジネスシーンでは、契約書等の内容が外国語で書かれており、日本語に翻訳しなければならない、ということがあります。このように、業務上の書類について翻訳が必要なとき、活躍するのが「実務翻訳」です。

実務翻訳は翻訳の仕事の中でも需要が高く、募集も多くあります。金融、法律、契約文書関連、IT関連など、活動する分野は様々です。

書籍の出版に携わる出版翻訳

翻訳家というと、小説やビジネス書、絵本などを翻訳している姿が思い浮かぶ方は多いのではないでしょうか。内容は様々ですが、出版物に関する翻訳はまとめて「出版翻訳」といいます。

出版翻訳では、高い語学力と翻訳能力はもちろん、日本語での表現力も重要です。外国語だから通じる表現や言い回しをいかに上手く言い換えるか、という日本語を扱う能力も求められます。

高いスキルが必要な映像翻訳

海外ドラマや洋画、テレビ番組等の映像全般の翻訳を、「映像翻訳」といいます。翻訳の種類の中でも人気の高い仕事です。映像に合わせて、限られた時間と文字数で表現していくため、高い能力が求められます。

出版翻訳と同じように、作品の世界観、セリフの細かいニュアンスや独特な言い回しを汲み取りながらの作業です。フリーランスに依頼される場合もありますが、配給会社等に所属し専門的に翻訳作業をする翻訳家もいます。

年収はどのくらい?

単価と文字数で収入が決まる

翻訳家の収入は、「単価×文字数」が基本です。実力や経験によって単価は異なり、多数の実績があったり、専門的な知識を有する人は単価が高くなる傾向にあります。

翻訳家となって最初の頃は、実績も少ないため、単価は低いことが多いです。実績が多く人気の高い翻訳家であれば、単価も高く、仕事量も増えるため、年収が1,000万円以上となる場合もあります。

仕事のスタイルでも異なる

翻訳家には、専業で働く人のほか、副業として翻訳の仕事をする人もいます。専業であっても、フルタイムで働くのか、子育て等の合間に働くのか、というように働くスタイルは人それぞれです。

仕事のスタイルによって、翻訳にかける時間やこなせる仕事量は異なるため、翻訳家の年収がどれほどかは一概には言えません。自分の理想のワークライフバランスや年収を考慮して、働き方を考える必要があります。

年収はスキルや人脈で左右される

翻訳家の年収を左右するものとして、単価のほかに仕事量があります。単価が低ければもちろんですが、高単価でも仕事量が少なければ、収入を増やすことは困難です。

単価を上げ、仕事量を増やすには、翻訳家としての需要を高める必要があります。専門的な知識・スキルがある等、「この分野では他の翻訳家に負けない」という専門分野を持つと良いでしょう。

また、広い人脈を得ることで、仕事を紹介してもらう機会を増やすという手段もあります。翻訳家としての自分の実力を知っている人が多ければ、優先的に仕事を回してもらえる可能性も高くなるでしょう。

まとめ

フリーランスの翻訳家として生計を立てるには、語学力だけでなく、専門性や経験を積むことも重要です。翻訳の種類や働き方によって、翻訳家の需要や収入は異なります。フリーランスで活動をはじめるのであれば、自分はどの分野で、どのくらいのペースで活動したいのか、収入はどのくらいを希望するのか等、指針を明確にしましょう。

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