ゲームエンジニアになるには?仕事内容や年収、必要スキルなどを紹介

日頃からスマートフォンやパソコン、家庭用ゲーム機でプレイしているゲームを開発しているのがゲームエンジニアです。ゲームを開発する職業につきたいとゲームが好きなら考える人も多いでしょう。この記事では、そんなゲームエンジニアの仕事内容や年収、必要スキルなどをまとめています。

ゲームエンジニアって何?

ゲーム開発専門のITエンジニア

ゲームエンジニアとだけ聞くと、システムエンジニアなどのような関連する職業が思い当たりますが、それらの各種エンジニアはITエンジニアに分類され、それぞれに応じた専門技術を有していることがほとんどです。システムエンジニアなどのITエンジニアと同様にゲームを開発することを専門としたITエンジニアのことをゲームエンジニアと呼びます。

ゲームエンジニアの種類

一言でゲームエンジニアと言っても、その専門となる技術によって種類はいくつにも分けられているのです。以下に、それぞれの種類ごとにその概要をまとめていきます。

家庭用ゲーム、オフラインゲーム専門

主に家庭用ゲーム機などの、インターネットに接続しないことを前提としたゲーム向けの開発をするゲームエンジニアです。オフライン専門のため、インターネットに関する知識やセキュリティに関する知識などは必要なく、ゲームを開発するハードウェアの知識だけが求められます。

オンラインゲーム専門

上述のオフラインゲームとは異なり、マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム(MMORPG)やソーシャルゲームなどのインターネットに接続することを前提としたゲームの開発を専門とするゲームエンジニアです。オフライン専門のゲームエンジニアの知識に加え、インターネットの知識、セキュリティの知識などが必要になってきます。

最新テクノロジー専門

ゲームをプレイするためのハードウェア、周辺機器は日々進化していくもので、こうした最新のテクノロジーを専門にするゲームエンジニアもいます。2018年現在では3DグラフィックスやVRなどが最新テクノロジーに該当します。

ゲームエンジニアの年収は?

平均年収は500万円前後

ゲームエンジニアは高度な知識が求められることもあり、平均的な年収は500万円とされています。ただし、ゲームはヒット作品とそうでない作品とがあるため、必ずしも安定した年収にはならないという点に注意が必要になります。開発したゲームがヒットすればその分ボーナスが貰えるため年収は増えますし。ヒットしなければ減る傾向になることが多いです。

残業代の扱いに要注意

ゲーム開発という体系上、ゲームエンジニアは毎日遅くまで、あるいは会社に寝泊まりして残業する場合があります。会社によっては残業代が制限されている場合もあるので注意してください。

あくまでも残業代が制限されている会社の場合であり、過度な残業などは是正されていることが多く、残業代をきちんと出す会社も増えています。労働時間が長くなる傾向にある職業のため、就職先を選定する場合は残業代の取り扱いについて確認をした方がいいでしょう。

ゲームエンジニアに必要なスキルは?

専門分野の必要知識

ゲームエンジニアは複数の種類に分類されているということは上述した通りですが、それぞれの種類ごとにどういった知識が必要になるかを以下にまとめました。

家庭用ゲーム、オフラインゲーム専門

インターネットに接続しないため、基本的にはハードウェアの知識が必要です。ハードウェアと言っても家庭用ゲーム機や、パソコン、携帯ゲーム機で仕様が異なります。それぞれのハードウェアに応じてゲームの構造設計やプログラミングを施さなければならないため、ハードウェアがどのような仕組みで起動しているのか、どういった機能を持っているのかを細かく把握しなければなりません。

オンラインゲーム専門

オンラインゲームをプレイされた経験がある人はわかりますが、オンラインゲームは大多数のプレイヤーが同時に接続するためサーバーが不安定になったり、回線が混み合ったりしてしまうものです。そうした事故が起こらないようにするためのネットワーク知識や、登録されているプレイヤーの個人情報が流出しないようにするためのセキュリティの知識が求められます。

最新テクノロジー専門

最新テクノロジーを扱うためには高度な数学・物理の知識が求められることと、常に最新の情報を追いかけるリサーチ能力が必要になります。そのため、日本国内のニュースだけではなく海外のニュースもチェックし、時には海外で開催されるカンファレンスなどにも参加しなければなりません。

数学的知識

どのような専門のゲームエンジニアであっても、ゲーム内で動かすキャラクターや物体の動きなどを演算したりするための数学・物理の知識は必要です。

例えば、FPSやアクションゲームで手榴弾を投げる場合でも、遠くに投げた時と近くに投げた時では飛んでいく高さ、着弾地点が異なります。また、飛んでいく最中に爆発するのか、地面に落ちて数秒してから爆発するのか、などの判定でも数学や物理が使われます。

RPGにおいてもキャラクターがどの高さを歩いているのか、人にぶつかるかどうか、戦闘中に敵に与えるダメージなどを判定するにも計算が必要です。単純なジャンルだから必要ないというわけではなく、それが例えどのようなゲームであっても必ずと言っていいほど数学と物理の知識が求められるのです。

プログラミングスキル

専門とする分野によって求められるプログラミングスキルも異なり、家庭用ゲーム専門の場合はC++やC#、オンラインゲーム専門の場合はJavaやRubyなどと言ったプログラミングの知識が必要です。自分の専門とする分野を見据えた上でプログラミングスキルを身に着ける必要があります。

家庭用ゲーム、オフラインゲーム専門のゲームエンジニアは、C++のスキルが求められます。コンピュータが理解しやすいネイティブな言語のため、処理速度も速くなめらかなゲームを開発することができます。その反面プログラミング言語の中でも難解であり、習得するまでに時間を要することが難点です。また、ゲーム開発エンジンであるUnityが登場したことにより、C++に比べて習得が容易なC#を学習するエンジニアも増えています。

オンラインゲーム専門のゲームエンジニアは開発するゲームによって求められるスキルが異なり、ソーシャルゲームやブラウザゲームの場合はJavaやRubyのスキルが必要です。MMORPGのようにソフトウェアが存在する、またはハードウェアにインストールするタイプのゲームでは上述のC++、C#のスキルが求められます。

新たな知識を得る力

これまでに書いてきた知識やプログラミングスキルをただ使い続けるだけでは、特に技術の刷新の流れが速いゲーム業界では取り残されてしまいます。アルゴリズムの適正化・効率化や新しいテクノロジーの知識、プログラミングスキルの拡張など、流行に応じて新しいものを次々と取り込んでいける能力もゲームエンジニアには求められるのです。

ゲーム開発を楽しめること

ゲームエンジニアに求められることは多くハードな印象を持たれますが、そこまで根を詰めてやる必要はありません。新しい技術の習得も、ゲーム開発も楽しみながら進めて行くことが大事です。ゲームを開発するゲームエンジニアが楽しめなければ、そのゲームをプレイするユーザーも楽しんでプレイすることができないゲームになってしまうからです。

ゲームエンジニアになるには?

大学や専門学校に通う

ゲームエンジニアになるためには特別な資格は無く、高校を卒業すれば誰でもなることはできます。しかし、専門的な知識なくしてはゲームを開発することもままなりませんので、まずは専門的な知識を身に着けるために高校を卒業した後は大学や専門学校に通う人が多いです。

大学・短大、専門学校でも学校ごとに方針があり、必ずしも学びたいことを学ぶことができるとは限りません。そのため、学校を選ぶ際にはパンフレットなどの学科の説明や修学の流れなどを見て自分が学びたいものであるかどうかを見極める必要があります。

養成読本などから独学で学ぶ

独学で学ぶためには環境を整えなければなりませんが、コストを抑えることができるというメリットがあります。学習環境としては、インターネットに接続できるパソコン1台あればいいです。

専門書籍を購入するのもいいですが、インターネット上には初心者からでも学ぶことができるプログラミングサイトなどがあるため、まずは学習サイトで基本を学ぶことをおすすめします。

デメリットとして挙げられるのは、独学の場合モチベーションが続かないことです。順調にゲームの開発が進んでいても壁にぶつかってしまうと聞ける人もおらず、そのまま意気消沈して投げ出してしまうケースも少なくはありません。

プロから学ぶ

プログラミングスクールなどに通って知識を身に着ける方法もあります。この方法では、プロの講師から直接知識を学ぶことができるため知識を吸収しやすいということがメリットです。わからない部分もわかるように教えてもらえるため、挫折する可能性は低くなります。

デメリットとしては、プログラミングスクールに通うと独学で学ぶよりもコストがかかってしまうという点です。ある程度独学で学んでからスクールに通う、スクールで学ぶことによるメリットなどを考えてコストをかけるかどうかを決めることになります。

未経験者向け案件を受ける

ある程度の知識は求められますが、実務経験不問の未経験者向けの案件を受けることで経験を積んでいくこともできます。しかし、未経験者向けの求人をしている企業は限られていますし、過酷な環境を強いられてしまう可能性が無いとも言い切れないため、注意が必要です。こうした会社を避けるためには、その会社のことを細かいところまで調べたり、面接で確認するなどその会社のことを探るという姿勢を持つことが大事です。

まとめ

ゲームエンジニアの仕事内容、平均年収、必要スキルなどについてまとめました。ゲームが好きでゲームに関わる仕事をしたいと言う方で、これからゲームエンジニアを目指したいという方は、まずは専門知識の勉強をすることです。学習方法については人それぞれですから、自分に合った学習法を選びましょう。

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