社会保険の加入条件とは?労働時間は?派遣やパートも解説!

  • 2017-9-6

社会保険と聞くと、一般的に健康保険や厚生年金保険を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実は、社会保険は2つだけではありません。それでは、社会保険にはどのようなものがあるのか、それぞれの加入条件について詳しく見ていきましょう。

社会保険の加入条件とは?

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社会保険には、『健康保険』、『厚生年金保険』、『介護保険』、『雇用保険』、『労働者災害補償保険』の5つの種類があります。しかし、誰もが各社会保険に加入できる訳ではありません。それぞれ、常用雇用の場合の加入条件について確認してみましょう。

健康保険

健康保険は、医療機関にかかる際などに適用される社会保険です。会社員の場合、健康保険に加入していると医療費の自己負担が一般的に3割になります。加入条件は、企業などで週30時間以上労働、月15日以上労働している場合です。なお、2ヶ月を超えての雇用見込みがある場合に適用されます。年齢条件は75歳未満です。

厚生年金保険

厚生年金は、65歳から給付される老齢年金の他、障害年金や遺族年金に関わる社会保険です。加入条件のうち、週の労働時間及び月の労働時間、雇用期間は健康保険の条件と同じですが、年齢が異なります。厚生年金保険の加入条件年齢は70歳未満です。

介護保険

介護保険は、介護費用に関する社会保険です。加入条件は年齢を除き、健康保険・厚生年金保険と同様になります。なお、年齢条件は、満40歳から60歳未満です。誕生日の前日から加入します。

雇用保険

雇用保険は、失業給付や職業訓練などに関する社会保険。週の労働時間20時間以上、31日以上の雇用見込みがある場合加入の必要があります。

労働者災害補償保険

業務上の病気や事故の補償に関する保険。加入条件は特になく、就業開始から自動で適用されます。

社会保険に加入するメリット

傷病手当金などが受けられる

社会保険でない国民健康保険の場合補助があるのは、医療費に限られます。しかし、社会保険の場合、病気などで休職している場合の傷病手当金、出産手当金がありさらに内容が充実しているのが特長です。

将来の年金額が増える

国民年金の場合、基礎年金部分しか支給がありません。厚生年金保険は、さらに上乗せされた年金が支給されるため、将来年金で生活する場合にメリットがあります。

負担は勤務先と半分

国民健康保険や国民年金など個人事業主などが加入するものは、全て自身で負担しなければなりません。ところが、社会保険の場合、健康保険と厚生年金保険の負担は社員と勤務先の折半です。より負担が抑えられるだけはなく、内容も充実しているのが特長です。

派遣社員でも社会保険に入れるの?

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基本的に社会保険は企業の正社員が加入するものという認識がありますが、社会保険に加入できるのは正社員だけに限りません。たとえば、派遣社員の場合も社会保険に入ることができます。

加入条件は、健康保険、厚生年金保険、各加入条件を満たす場合です。2ヶ月を超えての雇用で、正社員の4分の3以上の労働(週30時間以上でかつ月15日以上)の労働であれば加入できます。なお、労働の基準になるのは、派遣会社の正社員の労働時間です。

加入は各派遣会社で行うことになるため、特に自分で行う手続きなどはありませんが、条件を満たしているにも関わらず社会保険に加入できていない場合は、一度派遣会社に問い合わせてみると良いでしょう。

パートで働く主婦や学生アルバイトの場合は?

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それでは、パートやアルバイトの場合、社会保険に加入することはできるのでしょうか。パートやアルバイトの場合は、正社員や派遣社員などの常用雇用者にならないため、社会保険の加入の条件がまた変わってきます。

2016年9月30日までは週30時間以上の労働がある場合に加入という条件でしたが、制度が変更されパートやアルバイトの人が社会保険に入りやすいようになっています。条件は、週30時間以上、または週の労働20時間以上で月額88,000以上の賃金、1年以上の勤務見込みがある場合。条件を満たす場合は、社会保険加入の対象です。ちなみに夜間・定時制・通信以外の学生は社会保険の対象から除外されます。

ただし、従業員500人以下で労使合意が行なわれていない場合は、社会保険加入対象にならない場合があるので注意しましょう。なお、パートで社会保険に加入できるかどうかは、106万円の壁ともいわれています。2016年9月30日まではこの壁が130万円でしたが、106万円に下がりました。106万円を超えるかどうかは、社会保険加入になるかどうか、それとも配偶者の扶養に入るかどうか重要な分かれ目になるので注意したいです。

まとめ

一般的に正社員は加入する社会保険ですが、派遣社員、またはパートやアルバイトの場合は加入できる場合とそうでない場合があります。社会保険に入るかどうかで、月々の天引きも変わってきますし、扶養に入るかどうかも変わってくるので、自身でもしっかり条件については抑えておきたいもの。加入条件を確認する場合は、労働、契約期間、年齢に注意して確認しましょう。

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