失業保険がもらえる期間って?金額は?計算方法と手続きについて

  • 2017-9-7

会社を退職したものの、退職までに次の職場が決まらなかったという場合に活用したい失業保険。失業保険の受給が認められれば、前職の給与から一定割合を差し引いた額を受け取ることができます。しかし注意したいのは、給付期間には限りがあるということ。失業保険はどのくらいの期間受け取ることができるのでしょうか。

失業保険の給付期間は?いつからいつまで?


失業保険の給付期間は、離職理由と雇用保険の被保険者の期間で異なります。離職理由ごとに失業保険の給付期間を確認してみましょう。

まず退職理由が自己都合による一般受給資格者の場合です。一般受給資格者の場合は、年齢によって期間は考慮されません。一律一定の期間給が給付されることになります。給付期間は、雇用保険の被保険者期間1年以上10年未満で90日、10年以上20年未満で120日、20年以上で150日です。

会社の倒産または解雇が理由の場合の特定受給資格者、契約の更新がない場合や体力不足・通勤困難などで離職した場合の特定理由離職者の場合はまた計算が異なります。1年未満または30歳未満で被保険者期間が5年未満の場合は90日、30歳未満で10年未満または30歳以上35歳未満で5年未満は120日、60歳以上65歳未満で5年未満は150日、30歳未満で20年未満または35歳以上45歳未満で10年未満は180日、60歳から65歳未満で10年未満は180日です。

30歳以上35歳未満もしくは60歳以上65歳未満で20年未満の場合210日、30歳以上35歳未満で20年以上、35歳以上45歳未満20年未満または60歳以上65歳未満20年以上で240日。さらに、35歳以上45歳未満20年以上もしくは45歳以上60歳未満20年未満で270日。

45歳以上60歳未満20年以上で270日というように年齢に応じて受給日数が増えます。一番長いのが45歳以上60歳未満で20年以上というケースです。この年代は、年齢的になかなか次の職が見つかりにくい上に、リタイアするにはまだ早い年代。こうした事情も加味されて期間が定められていることが分かります。

なお、就職困難者の場合はさらに期間が長く45歳未満で被保険者期間1年未満の場合150日、それ以外で300日、45歳以上65歳未満で360日に受給期間が延びます。

失業保険でいくらもらえるの?


失業保険でもらえる給付額は、前職給与の50%から80%、60歳から64歳に関しては45%から80%くらいです。前職の離職までの6ヶ月を180で割った額をもとに計算が行われます。ただし、場合によっては5割の受給額を切る場合があります。年齢によって需給限度額が定められているためです。

受給限度額は、2017年8月時点で30歳未満6,710円、30歳以上45歳未満で7,455円、45歳以上60歳未満で8,205円、60歳以上65歳未満で7,042円です。失業保険の受給額は、もとの賃金が低いほど受給額が多くなることが分かります。

なお、このほかにも受給資格者が公共職業訓練を積極的に受ける場合、別途技能取得手当を受けることも可能です。受講手当は日額500円、上限20,000円まで受給することができます。このように見ていくと、再就職するまでの環境がしっかり整っていることが分かります。

失業保険の手続きについて

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それでは、失業保険の手続きの流れを確認してみましょう。前提として、失業保険の申請を行うのはハローワークなので、ハローワークに行って手続きをする必要があります。必要なものは、雇用保険被保険者証と離職票1と2。基本的には退職した場合、会社からもらえる書類です。ただし、雇用保険被保険者証はない場合もあるので、申請に行く前に確認しておきましょう。離職票がもらえない場合は会社に問い合わせる、倒産などで難しい場合はハローワークでその旨を伝えましょう。

手続きは、離職票で離職の理由や前職の給与、そして雇用保険の被保険者期間を加味された上で行われます。無事受給者となったら失業保険受給者資格証が渡され、受給の説明があった後に求職活動、失業保険受給の判定、支給という流れです。なお、失業保険は求職の状態で左右されるため、原則4週に1回判定が行われます。

失業保険の期間を延長したい!手続き方法は?

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失業保険は、年齢や状況に合わせて受給できる期間が長くなっており、基本的には期間内に次の職を探すことになりますが、人によってはなかなか次の職が見つからないという場合があります。

このような場合は、受給期間の延長を申し出ると良いでしょう。必ずしも認められる訳ではありませんが、公共職業訓練を受ける場合、病気やけがで難しい場合は延長が認められる場合があります。延長を希望する場合は、受給期間延長申請書に記入をし、現状を示す証明書と離職票を持って、ハローワークで手続きを行います。

まとめ

失業保険は、年齢や雇用保険の期間に合わせて長く受給できるようになっています。特に年齢が高くなると次の職を探すのが難しくなるので、ありがたい制度だと言えるでしょう。なお、基本的には期間内の受給ですが、職業訓練を受ける場合など状況次第で延長を申し出ることもできます。

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