業務委託(委任・請負)と派遣の違いとは?特徴とメリット・デメリットを解説

  • 2017-9-14

業務委託と派遣の違いを、正確に理解している方は少ないのではないでしょうか。社外へ業務を任せる企業が多くなった今、業務委託と派遣についての知識は、持っておいて損のないものと言えます。この記事では、それぞれの特徴やメリットデメリットなどについて說明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

業務委託の雇用形態を理解しよう

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業務委託とは、他人に仕事を任せることであり、業務の遂行や依頼の達成などを目的とした契約の1つです。社外の人間に仕事を任せることで、人件費や人材集めなどのコストを削減できるため、多くの企業やビジネスに取り入れられています。

業務委託を知るうえでのポイントは、「委任」と「請負」に大きく分けられる点です。それぞれには違った特徴があり、仕事の性質によって使い分けられています。

「委任」の特徴

仕事の完成が目的ではなく、業務の遂行を目的としていることがあげられます。依頼主の企業が行っている業務を代行する形で作業するので、契約は長期に渡る場合が多く、遂行する業務について責任を負います。

「請負」の特徴

仕事の完成を目的とした業務であることがあげられます。契約の目的とするものを作成して納品する形となるため、契約期間が納期となり、納品したものについて責任を負います。

派遣での契約内容や働き方の特徴

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派遣は「一般派遣」「特定派遣」「紹介予定派遣」の3つに分けられます。どれも派遣元に登録して派遣先で作業する部分に違いはありませんが、契約の仕方に違いがありますので、それぞれどのような契約をするのか見ていきましょう。

「一般派遣」

最も多く利用されている派遣の形です。派遣元に登録することで紹介してもらえる派遣先から自分に合うものを選び、派遣先で作業することが決まった段階で、派遣元と雇用契約を結びます。

「特定派遣」

派遣元に就職して、社員として派遣先の業務を行う働き方です。派遣元と雇用契約を結んでいるので、派遣先が決まらない間も社員として給与が受け取れます。

「紹介予定派遣」

最長6ヶ月の派遣期間が終了した後、本人と派遣先との合意があれば、派遣先の社員となれる働き方です。派遣期間中は雇用元と雇用契約を結びますが、社員となる際には、派遣先と雇用契約を結びます。

業務委託と派遣のメリット・デメリットは?

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業務委託のメリット・デメリット

まず始めに、業務委託の長所と短所は、「委任」と「請負」のそれぞれについて考える必要があります。業務委託とひとまとめにされてはいますが、その内容は大きく異なるため、ここでしっかりと確認しておきましょう。

「委任」のメリット

多くのケースで長期間の仕事が得られることや、保有する知識や技術を活かした働き方ができることです。自分の得意とすることを仕事として選べるので、業務を覚える苦労が少なく、働きやすい契約であるといえます。

「委任」のデメリット

委託者の業務を代行する形で作業するため、少なからず委託者のやり方に合わせる必要がある点です。基本的には自由ですが、業務の遂行を目的とする性質上、ある程度のルールを守る必要があります。

「請負」のメリット

契約期間内であれば場所や時間、仕事の仕方など、多くのことを自由に決められる点です。仕事の出来によっては次の仕事へ繋がることもあることから、やりがいを感じられる働き方といえます。

「請負」のデメリット

完成した仕事について1年間の瑕疵担保責任を負う可能性があることがあげられます。完成した仕事に瑕疵が見つかった場合、つまり、不備や欠陥があった場合に、完成品の修正や生じた損害を賠償しなければいけないため、責任やリスクは大きいといえます。

派遣のメリット・デメリット

派遣のメリット

好きな仕事を選べることや、何かあったときに派遣会社を頼れるといったことがあげられます。また、紹介予定派遣を利用することや正社員への登用制度がある会社を選ぶことで、スムーズにキャリアアップできる点も長所といえます。

派遣のデメリット

社会的身分や信用が低く見られる場合があることや、派遣先の社員とのいざこざが生じやすいことなどがあげられます。契約の性質上、仕事への責任感が低いと思われてしまうことが多いため、思わぬところで嫌な思いをする可能性があります。

契約を結ぶときに気を付けること

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契約を結ぶ際の注意点は、契約の種類や内容などによって、求められる責任や義務が変わる点です。契約の種類だけで判断するのではなく、契約書の内容をよく確認してから契約を結ぶかどうかを判断する必要があります。

また、契約において重要なのは、指揮命令権の所在です。基本的には、依頼する側から指揮や命令を受けないのが業務委託や派遣という働き方の特徴であるため、指揮命令権がどこにあるのかは契約の前に確認しておきましょう。

場合によっては無用なトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、契約の前の確認はもちろんのこと、契約期間中でも常に意識しておくことが大切です。

まとめ

業務委託と派遣の違いは、理解できたでしょうか。すべてを覚えておく必要はありませんが、自身がこれから受けようとしている仕事がどの契約に該当するのか、また、該当する契約はどのようなものなのか、今一度確認しておくことをおすすめします。

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