どっちを出すべき?退職届・退職願の違いと書き方を徹底解説

  • 2017-9-16

勤めている会社を退職しようとするときに提出するのは「退職届」「退職願」それとも「辞表」?と迷ったことはありませんか。どれも言葉としてなじみがあるだけに、いざ退職をしようとした時にいったい何を提出するべきかわからないがあると思います。今回は「退職届」「退職願」「辞表」のそれぞれの違いと書き方のマナーについてお話しします。

退職届と退職願、辞表の違いとは?提出するのはどれ?

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この3種類はそれぞれどのような状況で使い分けられているのでしょうか?まずは提出者の状況等によって選ぶべき書類を見分けましょう。

退職届

これは「退職をします」という意思を会社に伝える際に用います。
「退職をします」というのは提出者の気持ちだけでなく会社もその旨を承諾している場合のことです。会社での退職手続きの中のひとつとして「退職届」へのサインと押印が求められるパターンが多いでしょう。
基本的には「退職届」の撤回はできませんので、自分の気持ち等をよく確かめてから提出をします。

退職願

これは「退職を希望しています」という気持ちを会社に伝える際に用います。「退職届」が退職の意思を会社も受理していることと比べると、「退職願」はまだ提出者の「退職をしたい」という気持ちだけ、という状態ですので口頭での申告も可能です。「退職願」は「条件等によっては退職を踏みとどまる可能性」を秘めています。

辞表

「辞表」は「退職届」や「退職願」のように気持ちで選んで用いるものではなく「その人の立場」によって提出するものです。主には公務員の方、または会社役員・経営者の方が提出します。その為一般企業で役員などに就いていない場合は辞表を提出することはありません。

退職届と退職願の基本マナー

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いざという時の為に「退職届」や「退職願」はどのように書くことがマナーとして正しいのかを見ておきましょう。

便箋の選び方

柄や模様が入っていない白い便箋を選びましょう。罫線は入っていても問題ありません。罫線は横書きではなく縦書きを選択してください。

封筒

便箋と同様に白い無地の封筒を選びましょう。封筒の宛名も横書きではなく縦書きで使いますので、縦長の封筒を準備してください。

手書きとPC作成

手書きかPCにて作成をするかは特に問われません。字に自信が無い方はPC作成をしても良いですが、その際はテンプレートを使うようにしましょう。手書きの場合は、筆記具は万年筆や筆ペンを使用しましょう。上手に書かなければならないわけではなく丁寧に書いたということは文字から伝わりますので、これまでの感謝の気持ちを込めて心を込めて書きましょう。

むやみに提出することはしない

「退職届」はもちろんですが「退職願」であっても軽い気持ちで提出べき書類ではありません。会社にとって大きな波紋を広げる可能性がある重要な書類ですのでしっかりと気持ちを確かめてから提出をします。

提出の時期

会社によって「退職の○日前までに」という規定があることが多いと思いますが提出者の退職によって会社も様々な手続きの準備等が発生します。極力、退職の1か月前までには提出をするように心がけてください。

提出先

提出先は直属の上司です。大切な書類ですので、人づてに渡したり、離席中にデスクに置いておく、などは避けましょう。

退職届と退職願の書き方と例文

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では実際に「退職届」「退職願」はどのように書くのか例文を交えてご説明します。退職手続きの際に記入する書類の中に「退職届」を会社が用意している場合があります。その場合は書類に目を通し、異論がなければ日付・署名・押印をするのみですのでここでは省略します。

「退職届」「退職願」の書き方と例文

1. 縦書きの便箋の右端に「退職届」と書きます。

2. 一行空けて右端から3行目の一番下に「私事」または「私儀」と書きます(どちらも「わたくし個人のことですが」という意味は同じですが「私事」の方が「プライベートなことなのですが」という意味合いが強くなるため、一般的には「私儀」の方が無難)

3. 右端から4行目より退職理由を書き始めます。

「退職届」の場合

「このたび、一身上の都合により、勝手ながら、平成○○年○月○日をもって退職いたします。」

「退職願」の場合

「このたび、一身上の都合により、勝手ながら、平成○○年○月○日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」

※退職理由は慣例の一種ですので、退職の理由を細かく書くのではなく「一身上の都合」と書いてください。

4.本文を書き終えたら一行空けて、提出日・所属部署名・氏名を書き加えます。「平成○○年○月○日」「○○部○○課」「苗字 名前」の順番です。

5.ご自身の氏名の左下辺りに押印します。この場合に使う印鑑は認印で結構ですのでスタンプ印は使用しないでください。

6.最後に会社名と社長の名前と書き入れ、「株式会社○○ 代表取締役社長 ○○××殿」で書き終えます。(退職届を渡す相手が上司であっても、退職届は社長宛に書きますので間違いのないようにしましょう。)

便箋の折り方と封筒の書き方のおさらい

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「退職届」「退職願」を書き終えたら白い無地の封筒へ入れて表書きをします。会社に提出する大切な書類ですので、最後まで気を抜かず丁寧に仕上げましょう。

便箋の折り方

便箋は三つ折りにします。あらかじめ封筒に入る幅を考えて丁寧に折りましょう。何度も折り直すと、不要な折り目がついてしまいますので注意してください。また、受け取った人が封筒から取り出して、便箋を下から上へ開いた時に便箋の向きが逆さにならないよう、まず下から上へ折って、上を下へ折る、という順番で三つ折りにしましょう。

封筒への入れ方

封筒へは便箋に書いた文頭が封筒の上に来るように入れます。また、封筒の表には折り目のない平な面が来るように入れてください。封筒に入れたら封筒の口を閉じて「〆」の字で封を閉じたことを示します。封筒の表には「退職届」「退職願」と丁寧に書きましょう。

まとめ

「退職届」や「退職願」は短期間で何度も書くものではない分、書き方やマナーなどわからないことが多く人によっては面倒に感じることもあるようです。しかし社員であっても、アルバイトであっても在籍の期間中にお世話になった会社へ提出する最後の書類ですのでマナーを守って、お互いに気持ちよく次のステージへと向かえるようにしましょう。

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