これからIT業界を目指す人へ 知っておきたいWeb開発の基本

  • 2017-12-4

一昔前は企業内の基幹系システムとして、Visual Basicで開発したWindowsプログラムが使われていましたが、今やほとんどが「Webシステム」に変わり広く普及しています。クラウド基盤の普及に伴って、今後もWebシステム開発が主流になると言えるでしょう。そこで、知っておきたいWeb開発の基本について解説いたします。

Web開発とは


Webシステムとは、サーバ上で処理されたHTMLがブラウザに投げられて表示され、レスポンスがサーバに投げ返される仕組みのことです。

Webシステムには、クライアント(タブレット端末やコンピューターのこと)がブラウザ(インターネット上のウェブサイトの情報を画面に表示するソフトのこと)だけで動くという特徴がありますが、Webシステムを開発するのがWeb開発というわけです。

Webシステムの場合、クライアント側にプログラムオブジェクトを導入する必要が無いので、開発はサーバサイドのみとなります。

極端に言えば、クライアント上のブラウザとサーバ間でテキスト(HTML)をHTTP通信でやり取りするシステムとも言えるでしょう。実際には、やり取りするシステムに加えて、データベースへのアクセスやビジネスロジックの実装なども含めます。

Web開発に必要な知識


Web開発には、複数のジャンルの知識が必要になります。

サーバOSやWebサーバなどについて

サーバOSに関する基礎知識が必要です。OSとはオペレーティングシステムのことで、WindowsやLinuxなどです。

また、Webサーバ(Apacheなど)やアプリケーションサーバ(Tomcatなど)に関する基礎知識も必要となってきます。Webシステムは、HTML生成とWebサーバに関する知識のほか、アプリケーションオブジェクト実行のためのアプリケーションサーバが必要であり、動作や設定に関する知識が求められます。

HTTP通信に関することについて

HTTP通信に関する基礎知識も必要です。HTTPを暗号化したSSLやTLSプロトコルについても、ざっくりと知っておく必要があります。

システム開発では、まずはHTMLのことを知らなくてはなりません。HTMLは「Hyper Text Markup Language」の略で、Webシステムの画面表示内容を組み立てるために使います。

CSSやJavaScriptなどについて

CSSに関する知識も必要となってきます。CSSは「Cascading Style Sheet」の略で、Webシステムの画面の見た目(レイアウトや色、フォントなど)を定義するために使います。

また、JavaScriptに関する知識も必要です。JavaScriptは、ブラウザ上で動的に決定する処理を記述するために使います。

プログラミング言語について

サーバサイドで処理するプログラミング言語に関する知識も必要です。代表的なものとしては、Java・PHP・Ruby・Python・C#などです。全部覚える必要はありませんが、まずは、開発に使用する言語を習得しましょう。

そして、場合によっては採用するフレームワークに関する知識が必要となることもあります。Javaでは、フレームワーク無しで開発することのほうが稀なので、フレームワークに関することも必要な知識となります。

Webシステムで使われる環境


クライアント側はブラウザのみで、代表的なブラウザとしては、InternetExploreやGoogle Crome、FireFoxなどです。現時点ではクライアントOSはWindowsが標準なので、企業内のシステムを開発する時はInternetExploreに限定することが多いです。

また、通信はTCP/IPを使い、プロトコルはHTTP(HyperText Transfer Protocol)となります。前述にもありますが、セキュリティを高めるため、SSLやTLSもよく使われます。

なお、サーバOSはLinuxが主流となっていますが、理由として「無料+安定している+保守しやすい」からです。一部ではIIS(Windows)が使われることもありますが、システムがMicrosoft系の言語で開発された場合です(ASP.NETなど)。

データベースは、大規模システムではOracleが主流です。中~小規模ではMySQLやPostgreSQL、SQL Serverなども利用されます。

Web開発で使われるプログラミング言語


大規模システムではJavaが主流です。

Javaが主流である理由は「フレームワークが充実している+開発/稼働実績が豊富+開発者が多い+Linuxと相性がよい」といったことです。外向けのWebサービスではPHPも多数使われていますが、CMS(Contents Management System)の代表格となっているWordPressは、実はPHPで開発されています。

その他、RubyやPythonなどが使われていたり、Microsoft系の環境ではC#も使用されていたりします。

Web開発の現状と将来性


Webシステムは、クライアントがブラウザひとつで動作するため、利用者側の敷居が低いのが魅力です。

加えて、見た目もリッチになり、操作性もWindowsアプリに引けをとらなくなってきました。特殊な事情がない限り、システム構築はWebシステムで行われていくことでしょう。実際、システム構築がWebシステムで行われていくことを前提としたChromeOSが、アメリカで普及し始めているという状況もあります。

また、企業によっては次期OSをWindows10でなく、ChromeOSとするところも出始めました。こうした状況から推測すると、Web開発の需要はますます高くなっていくと考えられます。

まとめ

Web開発の基本について解説しました。これからIT業界を目指す方は、まずはWebシステムの開発に携わる可能性が高いでしょう。Webシステムは汎用性が高いため、作る側からすると必要な知識が多くなってきます。しかし、開発環境やフレームワークもどんどん進化していますので、ますます開発しやすくなっていくのではないでしょうか。

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