間違われやすい謙譲語と尊敬語の違いを正しく理解しよう

社会人として、敬語の正しい使い方を身につけておくことはとても大切です。敬語にはいろいろな種類がありますが、特に難しいと言われているのが謙譲語と尊敬語の違いです。
謙譲語は自分をへりくだって、相手を立てる言葉で、尊敬語は相手への敬意を払って使う言葉です。大切な場面で間違った使い方をしないよう、しっかりと覚えておきたいものです。

尊敬語について正しく理解しよう


尊敬語とは目上の相手や取引先などに対して、敬意を払う時に使う言葉です。目上の人や取引先の相手に使うべき言葉で、社会人として最低限覚えておかなければならない敬語と言えますね。
尊敬語を正しく使えるかどうかで、社会人としての資質が問われる場合が多いので、必ず身につけておきたい言葉です。しかし、実際には、尊敬語、謙譲語、丁寧語はなかなか紛らわしいと感じる人も多く、はっきりとその違いを理解している人は少ないかもしれません。
よく使われる言葉としては、「いらっしゃる」「お越しになる」「ご覧になる」「召し上がる」などですね。

ひと目でわかる!例文で見る尊敬語


尊敬語は、相手に敬意を払う言葉なので、常に相手の気持ちに配慮して言葉にしなければなりません。たとえば、「展示会に出席する」という内容であれば、「部長は展示会に出席されますか?」という言い方になります。
また、「この書類を見る」という場合は、「この書類をご覧になりましたか?」という言い方をします。このように、単に言葉尻を変えるだけではなく、言葉そのものを変えなければならない場合もあるので、語彙力も必要となるのです。

謙譲語について正しく理解しよう


謙譲語は自分をへりくだることによって、相手を立てる話し方です。謙虚に自分を見せる場合や、相手を上に見ているという意思を現わすのに用いられる言葉です。
特に取引先などで使うことが多いと思いますので、しっかりとその使い方を覚えておきましょう。
自分を下にして、相手に敬意を払う言葉遣いとは、決して卑屈になることではありません。ただし、「拝受いたします」や「拝察いたします」など、言葉の語彙力も必要とされ、これは勉強して、知識を増やすしかありません。
上司や先輩から教えてもらうことも多いと思いますので、人からの言葉にしっかりと耳を傾け、自分の力に変えるようにしましょう。また、新聞や書籍を読むことで意外なほど、大切な知識を身につけたり、重要な情報を得ることができます。

ひと目でわかる!例文で見る謙譲語


謙譲語は、自分の方が下だという意識を持って使います。たとえば、「何を食べるか」という話題になった時、「何を召し上がりますか?」と相手に聞き、「私はこのパスタをいただきます。」という使い方をします。
また、次回の訪問を約束する時には、「かしこまりました。来週の月曜日にお伺い致します。」という言い方をすると先方は感じが良いですね。謙譲語として「拝見する」「いただく」「申し上げる」「お伝えする」などを良く使います。
こうしてみると、尊敬語とは少し違うのがわかりますね。

尊敬語と謙譲語の違いを区別する


尊敬語と謙譲語の違いは、なかなか紛らわしく、その分類は難しいとされています。しかし、その考え方さえ覚えてしまえば、決して難しいものではありません。
尊敬語は、話題の人を尊敬して、その人を高める言葉です。これに対して、謙譲語は、話し手の行為をへりくだって、低める言葉です。
そして、相手に対しては敬意を示す言葉なのです。こう書いていくと、尊敬語よりも謙譲語の方が難しいと感じる人が多いようですが、立場を考えて言葉を選ぶことで、理解しやすいと思います。

また、丁寧語は実は謙譲語の種類に分類されており、謙譲語Ⅱと言われています。つまり、謙譲語と丁寧語は密接な関係にあります。
ここで、ひとつ覚えておきたいのは、尊敬語は相手が主役であり、謙譲語は自分が主役と考えることです。そう考えると、尊敬語、謙譲語の言い方が不自然でないことがわかりますね。
常に誰が主役なのかを考えると、言葉の選び方がおのずとわかってくるでしょう。

まとめ

尊敬語と謙譲語の違い、使い方について紹介してきました。学生時代には使わなかった言葉ばかりですので、最初はなかなか苦手意識が強い人も多いかもしれません。
けれど、社会人として仕事をしていく上で、世代の違う目上の人や、大切な取引先との商談では必ず必要となる言葉が多く存在します。その言葉を上手に的確に使いこなせるようになったら、社会人としてのスキルも認められることになります。
昨今では様々な書籍やネットでも尊敬語、謙譲語の知識は得ることができるので、ぜひ勉強をして、社会人として恥ずかしくない常識を身につけたいものですね。

尊敬語や謙譲語を使えることは大切なビジネスマナーでもあります。どれだけ仕事に関しての知識が優れていても、外国語が流ちょうに話せたとしても、肝心の日本語の基本ができていなければ、多くの人々の反感を買ってしまいます。特に目上の人たちには不評でしょう。努力をすることで、きっと自分の環境は変えることができるはずです。一日も早く社会人としての常識を身につけましょう。

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