フリーランスエンジニアに必要なスキルは?言語別案件数と相場

エンジニアとして実力だけで自由に生きていくフリーランスにあこがれる・・・でも、フリーランスとしてやっていくためにはどんなスキルが必要なのか?どのくらい稼げるのか?実際のところがわかりにくいものです。エンジニアがフリーランスになった際の案件の種類・相場、また求められるスキルについて解説します。

※エージェントに登録されている、プログラミング言語別の案件数だけを見たい方はこちら

フリーランスITエンジニアになるには?

フリーランスエンジニアとは

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フリーランスITエンジニアとは、特定の企業に所属せず、個人事業主として仕事を請け負うITエンジニアのことをいいます。案件によっては企業に常駐することもありますが、場所や時間を問わずに仕事できることや、契約内容などを自分で決められることなどが大きなメリットです。

一方、営業なども自分で行わなければならないことや、これまで以上に責任が求められること、場合によっては収入がなくなることもあるなど、さまざまなデメリットも。場合によっては、これまで扱ってきた言語の案件需要がないことも考えられます。フリーランスITエンジニアになるなら、どんなことが求められるのか、またどれくらいの年収が得られるのかなどをチェックしてから独立するのがおすすめです。

フリーになる年齢とタイミング

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実はフリーランスとして独立するのに適した年齢やタイミングというのはありません。ただ、収入や気力などの面から、できるだけ若いうちにフリーランスとして独立するのがおすすめです。

どの業界でもIoTが進む昨今、ITエンジニアはしばらく需要の高い状態が続くといわれています。特に重宝されるのが、経験を積んだ20代から30代のITエンジニアです。就業期間が短いことから、企業色に染まっておらず、柔軟に物事に対応する人が多いこと、また比較的早く最新の技術を習得することなどがその理由です。

また発注する企業のエンジニアも若いことが多いため、「話しやすい若いフリーランスを選びたい」「自分より年上の人に頼みにくい」といった事情もあるようです。

ITエンジニアの需要は2020年までは高いといわれているので、経験を積んだ20代から30代にとっては、今が独立のタイミングといえるのかもしれません。

ただし、40代以上だからといって、フリーランスへの転身が難しいというわけではありません。習得者の少ない言語を扱える人や高いスキルを持つ人、またコミュニケーションスキルが高い人や相手の要求に対して柔軟に対応できる人などは、年齢問わず重宝される傾向にあります。また広い人脈を持っている場合も、比較的仕事を得やすいため、年齢問わず転身しやすいといえます。

これからフリーに転身するなら、年齢だけでなく、これまでのスキルや人脈などを棚卸しした上で、いつがベストのタイミングなのかを模索することが必要です。

フリーエンジニアの案件種類と相場

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フリーランスエンジニアは、どうやって案件を獲得しているのでしょうか?また案件にはどんな種類があるのでしょうか?案件の受注経路や案件種類別に紹介します。

知り合いからの案件紹介

多くの場合、フリーランスITエンジニアが受注する案件は、「知り合いを通して紹介された案件」になります。知り合いには、会社員時代に付き合っていた取引先や、既存でやり取りをしているクライアントはもちろん、フリーランスの知人から受けきれない案件を紹介される場合もあります。知り合いからの受注をするためには、人脈をどれだけ広げられるかがポイントです。

ほとんどの仕事が紹介のため、案件の内容も様々で、単発の数十万円の固定報酬の仕事から、数か月・数年に及ぶプロジェクトを手伝う場合もあります。相場については、クライアントもわからない場合も多いため、自分の工数単価を決め、工数見合いで割の良い案件を判断して受ける場合が多いです。

エージェントの求人紹介

初めてフリーランスになる場合や営業が苦手なエンジニアの場合、営業を代行してくれるエージェントを活用して、案件を受注するケースもあります。手数料がかかるため、自分で営業する場合よりも割が悪くはなりますが、自分で営業しなくてよい点がメリットです。紹介された案件を断ることも可能なので、エージェントに登録しておき、案件の情報を常に見ておくといった利用の仕方もできます。

相場としては、ほとんどが月額契約となり、スキルや経験にもよりますが、40万円~80万円/月の案件が多いです。経験があるエンジニアだと100万円を超える案件も紹介されたりします。

クラウドソーシングでの案件受注

フリーランスになったばかりで、知り合いからの受注が難しかったり、既存クライアントの仕事がある期間だけ空いてしまう場合には、新規クライアント開拓が気軽にできるクラウドソーシングを活用するのもよいでしょう。

クラウドソーシングは、案件が玉石混交だったり、手数料がかかってしまうデメリットもありますが、うまく活用できれば、新規営業の工数が減ったり、新しいスキルに挑戦できる案件を獲得できたりします。

常駐と在宅(リモート)による相場の違い

フリーランスで受ける仕事には、クライアント企業内で仕事をする「常駐」型の仕事と、仕事する場所が自由に選べる「在宅(リモート)」型の仕事があります。

「在宅(リモート)」型の方が、人気が高く、「常駐」型に比べると、2~3割程度相場として低くなる場合もあります(スキルが高くになると、相場があまり変わらなくなります)。一方、通勤時間を節約できるメリットもあるため、自身の環境に応じた案件選択ができるとよいでしょう。

単発案件と継続案件による相場違い

1か月程度など比較的短い期間で完了する「単発」案件と、数か月以上にわたる「継続」案件の見極めも重要です。2つの種類の案件では大きな相場の違いはないのですが、単発案件では、毎回の営業やすり合わせ工数がかかってしまうため、総じて継続案件の方が‘割がよい’仕事になる傾向が強いです。

仕事の探し方によるメリット・デメリットは以下の記事も参考にしてください。
「フリーランスは仕事がないって本当?主な職種と適切な仕事の探し方」

スキル・経験別の年収と手取り目安

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フリーランスとして活躍する場合、スキルや経験によって、どれくらい年収や手取りは違ってくるのでしょうか。わかりやすくするために、個人で業務委託の月額契約した場合の金額を、言語別・経験別の視点で説明していきます。

プログラミング言語別の案件数と金額相場

「クラウドテック」のサービスで、直近1年で扱っているフリーランスエンジニア向けの業務委託案件における、プログラミング言語別の案件数を以下に示します。

 

フリーランスITエンジニア向け プログラミング言語別案件割合

フリーランスITエンジニア向けプログラミング言語別案件割合

出典)クラウドテック

「クラウドテック」では、ITサービス系企業の案件を中心に取り扱っているため、市場全体の傾向とは少し異なる部分がありますが、たくさんの企業から求められているスキルは「Java」「PHP」の2つが中心となります。

一方、受託金額の相場別でみると、「Java」「PHP」よりも「Ruby」「Android Java」「Objective-C」の方が10~20万円程度、月額が高くなっており、クライアントニーズが高いことがうかがえます。また案件数は少ないですが、「Swift」「Python」「Go」などの比較的新しい言語は金額相場が高く、希少性の高いスキルになっています。

経験年数による案件相場と手取り年収

未経験者および1年未満の場合はスキルを問わず、単価相場はだいたい月額30万円~35万円程度が多いです。1年目以降はスキルによって相場が少しずつ変わり、例えばPHPなら1年目から2年目までは50万円前後、以降1年経験を重ねるごとに10万円程度ずつ上がっていくイメージとなります。

Webサービスでクライアントニーズが増えているRubyなどの言語は、経験年数によらずもう少し高い傾向になり、逆に需要が落ち着いているC言語などは、PHPよりも相場は下回る状況となります。

経験工程による相場の違い

また要件定義や基本設計といった経験工数によっても相場に違いが表れます。例えばPHPで要件定義ができる場合は55万円程度が単価相場となりますが、運営保守だけの経験しかない場合は35万円程度まで単価が下がってしまいます。スキルにかかわらず、多くの経験工程をこなせる人材のほうが、高い年収をめざすことができるのです。

手取りに影響を与えるマイナス要素

一方、ブランクがある場合はスキルや経験に問わず、手取り金額が低くなることもあります。特に1年以上ブランクがある場合は、単価相場が大きくマイナスになるため、注意が必要です。ブランクがある場合には、まずはブランクを埋めてから、より高額の案件にチャレンジするとよいかもしれません。

(※上記の記載はあくまで相場となり、その金額を保証する内容ではございません。実際に受注できる案件を知りたい方は、業務委託の求人情報サービス「クラウドテック」の求人情報も参考にしてください。)

ITスキル以外でフリーエンジニアに求められること

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専門知識や経験も重要な要素ですが、実はそれ以外にもフリーランスになるなら身につけておきたいスキルがあります。

営業力・コミュニケーション力

どれだけすばらしい専門知識をもっていても、それを周りに知ってもらうことができなければ、案件は巡ってきません。フリーランスの場合、営業も仕事のひとつ。経験がなくても、営業力やコミュニケーション力が優れていれば、単価を上げることも可能です。

そのため自分の強みを相手に伝え、案件を獲得する営業力やコミュニケーション力も、フリーランスITエンジニアには必要になります。

ただし、エージェントを活用すれば、営業力がなくても案件を見つけることができます。営業力やコミュニケーション力に自信がない場合は、こうしたサービスを利用してみるのもよいでしょう。

お金や契約など、会計・法律の知識

フリーランスになると、案件の契約やお金の計算、確定申告や著作権についての対応も、自ら行わなければなりません。こうした知識がないと、あとで大きな揉め事に発展したり、納得いかない案件を受けなければならなくなる可能性も。自分の身を守るためにも、またスキルを認めてもらうためにも、こうした知識はしっかり身につけておきましょう。

フリーになるときにやっておくべきこと

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これからフリーを目指すのであれば、事前にやっておきたいことがいくつかあります。ここでは「会社員の時にやっておくべきこと」と「フリーになったらやるべきこと」のふたつの軸からご紹介します。

会社員の時にやっておくべきこと

さまざまな人に出会え、安定的に収入が得られる会社員の時期には、できるだけ貯金を貯めておくこと、そして人脈を作っておくことが大切です。また、アフターファイブの時間をしっかり持つことができるのも、会社員のメリットのひとつ。できればこの期間にスキルアップを図っておいたほうが良いでしょう。

フリーになったらやるべきこと

フリーになった後は、まず顧客を見つけることが必要です。収入面の安定という意味で、できれば定期的に案件をもらえる顧客を見つけることをおすすめします。

また、案件を継続的に確保できるルートを作っておくことも大切です。クラウドソーシングやエージェント制度などを利用して、案件を定期的にもらえる仕組みを構築しておきましょう。

未経験でもフリーエンジニアを目指せる?

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もちろん未経験であっても、フリーランスITエンジニアを目指すことはできます。ただ、経験者に比べて年収が少なくなりがちなことや、請け負える案件が少ないことは覚えておきましょう。1年経験を積むだけで、年収面でも案件面でも、大きなキャリアアップが望めます。もし経験できる場所があるなら、1年でも経験を積むことをおすすめします。

最近では、プログラミングを未経験から学び、就職まで手伝ってくれるサービスも増えてきました。サービスによっては、転職が決まれば、受講料がタダになるモノもあるので、未経験だけれどもフリーランスエンジニアを目指したい人は、プログラミングスクールを選択肢にいれてもよいかもしれません。

どうしても1人で未経験からフリーランスITエンジニアを目指すなら、まずは自分のできる案件を色々経験してみることです。クラウドソーシングを活用して、受注を目指すのもよいでしょう。その上で「納期は必ず守る」「クライアントの要望の一歩先を提案する」ことを目標に、仕事を受けてみましょう。あなたがこれからも要望に足る人物だとわかれば、経験を問わず定期的に案件を案内してくれるはずです。

まとめ

フリーランスITエンジニアは、今後も需要が高いといわれる職種です。経験やスキルを問わず、今がまさに独立しやすい時期ともいえるかもしれません。今回の内容を参考に、フリーランスとしての第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

フリーランス・業務委託の仕事・求人を探している場合には、フリーランスの求人紹介サービス「クラウドテック」に登録してみるとよいでしょう。「クラウドテック」では、90%が非公開求人となっているため、会員登録することで、求める条件にぴったりの仕事が見つかるかもしれません。

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