フリーランスは仕事がない?主な5職種と仕事の探し方

自由な働き方ができるフリーランスにはあこがれる…でも、収入が不安定なのは困る。と思って、なかなかフリーランスに踏み出せない人も多いかも。実際には、仕事が多すぎて断っている人と、仕事がなくて困っている人の両方がいます。フリーランスでも安定した生活を送れるよう、知っておくべき知識を説明します。

フリーランスとは?

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働き方改革が推進されていく中で、注目を浴びているのがフリーランスという職業です。フリーランスは、正社員や派遣社員に比べて柔軟な働き方ができ、自分の能力やスキルを活かして活躍することができます。

フリーランスの定義

フリーランスの定義は、決まった企業や組織などと雇用契約を結んでいない個人事業主や個人企業法人のことです。自らが持っている技能や能力を提供することにより、独立に成功していることを前提としています。

フリーランスの仕事内容

フリーランスの職種は多岐にわたり、仕事内容もさまざまです。例えば、一概に翻訳や通訳の仕事といっても、契約書などを訳す実務翻訳、小説などの書籍を訳す文芸翻訳、映画やテレビ番組などを訳すメディア翻訳など、ひとつの職業の中でも仕事内容が変化していきます。このように自分のスキルによって、請け負える仕事内容をコントロールできる点もフリーランスの特徴と言えます。

 

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フリーランスは企業との雇用契約がなく、実力で仕事量が変わってくることから「仕事が無くなってしまうのではないか」「プライベートと仕事の時間の区別がつかなくなってしまうのではないか」と不安になる人もいるでしょう。フリーランスとして働く前に知っておきたいメリットとデメリットをご紹介します。

フリーランスで働くメリット

フリーランスで働くメリットとしては、自分のペースで仕事ができることや、自分の能力次第でどんどん収入アップが見込めることにあります。会社に通う手間が省け、その分、業務やプライベートに充てる時間を増やすことができます。

また、フリーランスになると、知人から仕事を紹介してもらったり、SNSを通じて仕事を得たりすることが多いため、自分の興味のある仕事のみを請け負うことも可能です。そして、フリーランスは報酬額を自分で交渉できるため、仕事でできる範囲が広がれば広がるほど、高収入を狙えるチャンスがあります。

フリーランスで働くデメリット

反対にデメリットとしては、会社員ではないため、決まった休暇が取れないことや、確定申告をしなければならない点などを挙げられます。特に、複数のプロジェクトを同時にこなす、デザイナー系やライター系のフリーランスをしていると、個々の案件の締め切りが集中したり、想定外のアクシデントに対応したりしなければならないため、定期的に休暇を取ることが難しくなる場合もあります。請け負う仕事量を自分でコントロールできるため、事前に休暇を設定し、その期間はうまく仕事を断ることがコツです。

確定申告に関しては、会社員時代には必要なかったこともあり、自分で一からしなければならないと思うと、面倒に感じる人も少なくありません。毎月の領収書の整理に時間を割かれたり、専門的な知識が必要になったりと、煩雑なこともあります。しかし、確定申告では仕事に必要となった諸費用が経費として計上できるため、所得税などが割安になる可能性が高いです。

 

フリーランスの種類と主な職種一覧

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フリーランスと言っても、いろいろな職種があります。特にWeb系で仕事が多く存在している5つのカテゴリと、その主な職種を説明します

  • IT・エンジニア系
  • デザイナー系
  • ライター系
  • 販売系
  • エンタメ系

※記載の年収はあくまで目安となります。実際の金額については、具体的な求人情報をご確認ください。

 

IT・エンジニア系の仕事内容と収入

プログラマー

プログラマーとは、プログラミング言語を用いてプログラムを組む仕事です。フリーランスの年収は500万円~800万円程度。ほかのプログラマーより一歩上のマネジメント能力を持ち、契約先のクライアントに恵まれているなどの条件で、年収1000万円以上稼いでいる人もいます。仕事の単価は50万円程度。経験が豊富で、担当できる工数の幅が広くなると収入も上がりやすくなります。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなど、サービスの基幹となる部分の設計・運用を行う仕事です。担当する範囲によって、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアと呼ばれることもあります。チームで働くことが多く、企業の中に入りこんで仕事を行う場合が多いです。

業務範囲が、インフラの設計~構築~運用~保守までと幅広く、仕事内容によって難易度が大きく異なり、年収としても400万円~900万円と業務内容によって差があります。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、Webアプリやスマホアプリ、業務用アプリなどアプリケーションの設計を行なう仕事です。チームでひとつのプロジェクトを行なう場合は、プロジェクトの中で割り振られた一部分の仕事を担当します。年収は400万円から1000万円で、契約交渉や単価調整を行なうときには営業スキルも必要です。

※エンジニア・プログラマーの業務委託における実際の案件における月収の目安はこちら

 

デザイナー系の仕事内容と収入

Webデザイナー

Webデザイナーとは、企業や店舗のホームページをデザインする仕事です。「サイトのアクセス数を増やしたい」など発注者(依頼者)の希望を反映し、提供された写真やロゴ素材を使ってオリジナルのホームページを仕上げていきます。見習いとしてスタートする場合もあり、年収は200万円~700万円で、実績を積んでいくことが収入アップの近道です。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、ポスターやチラシ、ビラのデザインを作る仕事です。会社のロゴやアイコンを作る仕事も含まれます。紙面に印刷したときの美しさやユニークさ、わかりやすさなどを表現するためにクリエイティブなスキルが必要です。年収は300万円~700万円が相場で、継続的にクライアントから仕事をもらえるようになるにつれて、年収も上がっていきます。

※デザイナー・クリエイターの業務委託における実際の案件における月収の目安はこちら。

 

ライター系の仕事内容と収入

Webライター

Webライターとは、Webサイトに掲載する文章専門のライターです。コラム記事やブログ記事など、さまざまなタイプ・ジャンルのライティングを担当します。仕事により報酬(文字単価)の差が大きく、年収も10万円から500万円と頑張り次第で変わってきます。

シナリオライター

シナリオライターは、ゲームや劇などの内容を考える仕事です。ライターが一人で一作品をまるごと担当する場合もあれば、長編ストーリーの一部のみを書き上げる場合もあります。

年収は250万円~300万円と言われていますが、ライターの知名度や能力によっても変わってきます。シナリオは「◯万文字で△△△円」と一定金額で買い取られる形式が多いですが、企業と月額での契約することもあります。

編集者

編集者は、雑誌・書籍・Webサイトにおける、企画から編集までの全工程をとりまとめる仕事です。最近では、スマホ普及に伴うWeb閲覧の増加を背景に、Webメディアにおいて編集者が多く求められる傾向があります。年収は経験に応じて300万円から600万円が相場ですが、経験によっては高額の報酬が支払われるケースも増えています。

※ライター・編集者の業務委託における実際の案件における月収の目安はこちら。

 

販売系の仕事内容と収入

ECショップオーナー

ECサイトで商品の売り買いをする、ECショップオーナーもフリーランスでできる仕事です。自分自身でECサイトを一から作るか、大手ネットショッピングモールに出店するかを選んで開店します。年収は120万円程度。リピーターを獲得することで高収入を目指せることも特徴です。

ハンドメイド作品の販売

手作りのアクセサリーや雑貨、ファッション小物を制作し、インターネットやアプリで販売する方法です。人気作家になると月数十万円を稼いだり、本を出版したり、講師の仕事をしたりと知名度が上がっていきます。多くの人は趣味として、1作品あたり数百円~数千円の副業・お小遣い稼ぎ程度の収入を得ています。

 

エンタメ系の仕事内容と収入

カメラマン

カメラマンは、広告や報道に使用する写真を撮り、納品できる状態に仕上げる職業です。被写体は人物から商品、風景に至るまでさまざま。広告用の写真であれば、クライアントの要望に沿うような写真表現や画像処理が求められ、クリエイティブスキルが求められます。年収は400~600万と言われていますが、能力や知名度によって変化します。

モデル、俳優・女優、声優

モデルや俳優・女優、声優も、事務所には所属せずにフリーランスとして活動することができます。報酬も事務所の取り分を差し引くことなく、本人が直接受け取ることができ、仕事自体も自分で選んでチャレンジできるワークスタイルです。出演料は、ドラマや映画の主演で1本あたり100万円~500万円。人気が出ることで仕事量も増え、報酬も増えていきます。

 

おすすめの仕事の探し方と受注までの流れ

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販売系なのの一部の職種を除いて、フリーランスで生きていくために避けて通れないのが、仕事の受注。会社員時代は分業制で営業担当がいるケースが多いようですが、フリーランスになると1人で営業もこなさなくてはなりません。フリーランスが仕事を探す方法として、大きく分けて3つの方法をご紹介します。

自分で営業する

フリーランスとして最もオーソドックスな方法が、「自分で営業する」こと。とはいえ、飛び込みで新規営業をしているフリーランスは多くはなく、主な受注経路は「既存の顧客(クライアント)からの受注」か「紹介」になるケースがほとんどです。

最近では、自身で「情報発信」を行うことで、企業から逆に問い合わせをもらうような、新しい受注スタイルも増えています。

受注の具体事例
  • 会社員時代から付き合いのあるクライアントからの継続のお仕事
  • 既存のクライアントから、新規のクライアントを紹介してもらう
  • フリーランスの知人から、知人が受けきれない仕事を紹介してもらう
  • フリーランス同士でチームを組み、別の人が受注した大きな仕事を一緒に行う
  • ブログ執筆・イベント登壇で、興味を持った企業から声をかけられる

継続的に仕事を受注できるようにするためには、安定して仕事をいただけるクライアントを見つけ、信頼関係を構築していくことが一番。多くの方が完全にフリーランスになるまえに、顧客を獲得し、一定の収入の基盤を作ってから独立しているようです。フリーランスとしての成功は、フリーランスになる前の行動も重要になります。

フリーランスになった後は、既存のクライアントを大切にするほか、知り合いからの紹介が最も有力な受注経路になります。クライアントが集まりそうなイベントに出席して名刺交換をしたり、同じフリーランスの知り合いを増やし、つながりを大切にしていくことが、継続的に仕事をもらえるコツになります。

クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングとは、ウェブサイト上で「仕事を依頼したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングするサービスです。クラウドソーシングは、ここ数年で急速に広がってきており、うまく使えると有効な営業ツールになります。一方、まだまだ構造的な問題も抱えているため、失敗しないようによく理解して活用することが重要です。

クラウドソーシングを活用するメリット
  • パソコンだけで新規営業ができる
    (営業のために、スーツを着て、クライアント企業まで行かなくてよい)
  • ほとんどが在宅ででき、時間を選ばない仕事
  • 細かい・単発の案件もあるため、新しい技術に対して経験を積む目的でも活用できる
  • 継続して活用することで評価が溜まり、より受注しやすくなる
  • 運営会社がエスクロー(クライアントが依頼金額を運営会社に預ける仕組み)を採用しており、クライアントが支払わず逃げることがない
クラウドソーシングを活用するデメリット
  • よい条件の仕事はほとんどが非公開
    (クライアントが、フリーランスを直接指名して依頼している)
  • 公開案件は、単価が安かったり、競合が多かったりするため、想定よりも大変
  • 非対面での発注・受注になるため、クライアントとの信頼関係構築が難しい
  • 新規に受注するには、結局、非対面での営業スキルが必要
  • 受注した仕事にシステム手数料を取られる

クラウドソーシングをうまく活用している人は、以下のような流れをうまくつかんでいます。

  1. 「初期は競争率の低い仕事などでなんとか実績を作る」
  2. 「評価を上げる」
  3. 「特定のクライアントと信頼関係を構築する」
  4. 「クライアントから指名で非公開の案件を受注する」

一方、クラウドソーシングで失敗する人は、「初期の実績作り」の段階で、「単価」や「他フリーランスとの競争」で疲れて利用を辞めてしまうケースが多いようです。

フリーランスのほとんどは、「自分で営業」しながら、新規クライアントの開拓として、クラウドソーシングを「併用して活用」しているので、新規受注が少ないときには、一定の投資と考えて、クラウドソーシングで実績を溜めておくのがよいかもしれません。

 

フリーランスの求人サイトを活用する

「自分で営業」も「クラウドソーシングの活用」も、結局自分で営業しなければならない部分が一定発生してしまうのが難点です。どうしても自分では営業が苦手…という方には、「求人サイト」の利用がおすすめです。

フリーランスの求人サイトに登録すると、企業の業務委託の案件を紹介してもらうことができます。案件に応募した後、企業との面談を行い実際の稼働(受注)までたどり着かない場合もありますが、サイト運営会社の人が、うまくマッチングできるよう、サポートしてくれます。

フリーランス求人サイトのメリット
  • 自分で営業をしなくてよい
  • 大企業の仕事が中心で、実力次第でやりたい仕事が複数社から選べる
  • 正社員とは異なり、成果に向き合って仕事がしやすい
フリーランス求人サイトのデメリット
  • 即戦力を期待されているため、一定の実力を求められる場合が多い
  • 常駐の仕事が多く、一定の稼働量を確保しなければならない案件が多い
  • システム手数料を取られる

求人サイトを利用すると、月額で契約を締結することができ、一定の安定した収入を得ることができる点が大きなメリットとしてあります。一方、企業としても月額契約に見合ったスキルを欲するため、未経験より即戦力が求められる傾向が強いです。そのため、正社員からフリーランスに転身するための第一歩として、フリーランスの求人サイトを利用される方も多い状況です。複数の求人サイトに登録しているフリーランスの方も多いので、まずはサイトに登録して自分の興味・条件に合う案件があるか、確かめてみるのもよいかもしれません。

フリーランス・業務委託の求人情報サービス「クラウドテック」では、通常の求人に加えて、非公開にて「週3日~」「リモートOK」などの案件も多数登録されています。スキルとのバランスになる場合が多いですが、どんな案件があるか確認してみてもよいでしょう。

仕事の受け方・断り方

仕事の探し方を説明してきましたが、実際に仕事に出会った後、どのように受注・納品までたどり着くのか、またどうしても受注を断らなければならない場合には、どのように断ればよいのか、について解説します。

仕事受注までの一般的なステップ

  1. 営業により顧客接点を持つ
  2. クライアントから要件をもらう
  3. 要件に対し、提案を行い・見積りを出す
  4. (相見積もりの場合)クライアントが提案・見積り内容を比較する
  5. 受注が決まり、契約書を締結して業務開始

フリーランスとしての仕事の受注方法も、正社員で仕事を受注する場合と大きく変化はありません。ただし、フリーランスの場合、この工程をすべて1人でやらなければならないため、できる限り工数を少なく受注をまでつなげることが重要になります。

例えば、「既存顧客の案件」であれば「1.顧客接点を持つ」がなくなったり、単独の指名であれば「4.相見積りでの比較」による失注がなくなったりします。うまくサービス活用も組み合わせて、自分に合った受注スタイルを確立できると、安定した収入を得ることができるようになります。

また仕事が増えてくると、依頼された仕事を「断る」必要がある場面が増えてきます。フリーランスになりたての頃は「断る」ことが怖いと感じてしまうこともありますが、適切に断ることができれば、クライアントとの信頼関係は失われず、むしろ次の依頼の際にも、声をかけてもらえる確率が高くなることもあります。

依頼された仕事を断る際には、以下を参考にして、クライアントが不快な気持ちにならないような返答を心がけましょう。

仕事を断る際に注意すべきポイント

  • 声をかけてくれたことへの感謝を伝える
    (感謝を伝えることで、次回の依頼も声を変えてもらいやすくなります)
  • 仕事を断らなければならない理由を端的に伝える
    (正直に伝えることが望ましいが、クライアントが不信感を持つ理由はNG)
  • 依頼を受けられないことへのお詫びと、次回に向けたポジティブな内容を伝える

【仕事を断るメールの文例】

この度は、お仕事のご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
ただ、大変恐縮なのですが、現在多数の案件のお引き合いをいただいている状況でして、
今回の案件をお受けするのが難しい状況です。
せっかくお声がけをいただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。
〇月以降でしたら、比較的余裕ができる状況ですので、
もしまた対応させていただけそうな案件がある場合には、
お手伝いをさせていただけますと幸いです。

まとめ

同じフリーランスと言っても、仕事がなくて困ってしまう人がいる一方で、たくさんの仕事を依頼され、断ることの方が多い人まで、様々います。自分の能力・スキルにあった職種や仕事の探し方を実践することで、より安定したフリーランス生活を送ることが可能です。フリーランスの自由な働き方と、安定した収入の両方を手に入れるために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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