職種別フリーランスの単価・年収相場とは?エンジニア、ライター等

フリーランスとして仕事を受ける際、案件の単価はどのように決めれば良いのでしょうか。エンジニア、デザイナー、イラストレーター、ライターなど、フリーランスの代表的な職業別に、案件の相場と年収の相場を紹介します。自分で受ける仕事を選べるフリーランスだからこそ、適正価格の知識をつけておきましょう。

単価はどのように決まる?

仕事内容によって大きく左右される

フリーランスの単価相場は仕事の難易度や期間、ボリュームなどによって大きく変動します。一度合意した価格でも、仕事を進めるうちに「仕事内容が単価に見合わない」と感じることもあるかもしれません。場合によっては、報酬に関してクライアントとのトラブルになってしまう可能性も十分にあり得ます。

そのため、フリーランスが仕事の単価を決める際は、相場を把握しておくことはもちろんのこと、それぞれの仕事内容に合わせた単価設定を行うことが大切です。もしも単価を決めきれないという場合は、相場を基準としつつ、自分が納得できる単価に設定するようにしてください。

所要時間から時給を算出して決める

フリーランスの収入は、案件によって大きく異なります。提示された金額が妥当かどうかは、その案件の所要時間から時給を算出して確かめてみましょう。

例えば、1記事5000円のライティングの案件があったとします。一見高額に思えるかもしれません。この時点で案件を受けるのではなく、仕事内容をしっかり確認しましょう。

自分で記事テーマを考え、資料を揃え、執筆をして入稿まで行う場合もあります。資料が揃えにくい分野であったり、論文にあたる必要があったりすると、所要時間は5時間をゆうに超えてしまうかもしれません。その場合、時給は1000円を切ってしまいます。場合によっては、時給換算すると500円程度になる場合もあります。

「ライティング」「ロゴデザイン」などの業務名が同じであっても、所要時間や制限の多さは案件によって異なります。事前に確認し、納得のいく時給に換算してから単価を相談するのがおすすめです。

職業別のフリーランスの単価・年収相場は?

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主なweb系の職種として「エンジニア」「デザイナー」「イラストレーター」「ライター」それぞれについて見ていきます。初心者や無名のフリーランスが仕事を請けた場合の単価相場をご紹介しますので、そのことを念頭においてチェックしてみてください。

エンジニア(SE・プログラマー)

まずは「エンジニア」の単価相場についてです。エンジニアの案件は、1ヶ月あたり約40~100万円になります。もちろんこれは、エンジニアを一括りにした場合の相場であるため、エンジニアの種類・スキルによって、大きく金額が異なるので注意が必要です。年収については、600~720万円とされています。ただし、20代、30代のうちは300万円以下が相場のようです。

エンジニア(SE・プログラマー)の単価・年収相場
  • 単価(1ヶ月の案件) 40万~100万円
  • 年収 600万~720万円

とはいえ、エンジニアは需要に対する供給が低いという状況にあることから、ほかのフリーランスに比べて相場は高めです。フリーランスになることを目指している方やフリーランスになることを目標に仕事を決めようとしている方は、エンジニアはおすすめの職種の1つと言えるでしょう。

エンジニアがフリーランスとして成功する秘訣
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デザイナー

次に「デザイナー」の単価相場についてです。デザイナーの案件については、バナー広告やロゴのデザインで数千円~数万円、ランディングページ(LP)のwebデザイン(1ページ)で数万円~10万円程度が相場です。

デザイナーの単価・年収相場
  • 単価(バナー・ロゴ) 5,000~10万円
  • 単価(LP コーディング無し) 5万~10万円
  • 年収 350~450万円

LP制作などのwebデザインでは、コーディングを含む場合と含まない場合で大きく相場が変動するので、その点には気をつけておく必要があります。また、デザインの仕事にはコンペ形式のものもあります。複数のデザイナーが案を持ち寄り、クライアントに選ばれたものが報酬や契約を得られるというものです。こちらは、選ばれれば高報酬、選ばれなければタダ働きとなってしまいます。

フリーランスのデザイナーとして活躍するポイント
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イラストレーター

イラストの相場は、基本的にイラストの大きさとモノクロかカラーかで決まります。他の要素としては、イラストレーターの人気や、著作権をどちらに置くかなどがあります。

イラストレーターの単価・年収相場
  • 単価(10×10cm モノクロ) 3,000〜5,000円
  • 単価(10×10cm カラー) 5,000~1万円
  • 年収 300~500万円

イラストの仕事は、案件の定義が難しいとされています。そのため、価格を決める際は、イラスト制作にかかったコストを支払ってもらう方法と、クライアントに提示された予算内で制作する方法があります。案件を受ける前に、どのように制作費を設定するのか確認しておきましょう。

ライター

最後に「ライター」の単価相場についてです。ライターの案件は、専門性が高くないwebライティングで1文字あたり0.5~3円、専門性が高いWebライティングは2円~10円、雑誌などの紙媒体で1ページあたり1万円~が相場です。ライターの相場は、記事の専門性によって変動します。

ライターの単価・年収相場
  • 単価(2,000字の記事) 1,000~6,000円
  • 単価(2,000字の記事 専門性高) 4,000~2万円
  • 年収 300~400万円

ライターの場合、ライティング能力に加えて、他に専門性を持っていると単価が上がりやすいようです。美容系の資格を持っていれば、コスメやエステの広告用の案件を受けられる可能性もあります。

フリーランスライターとして働く方法
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翻訳、映像制作などその他の職種

フリーランスの仕事として、翻訳や映像制作なども人気があります。翻訳の仕事としては、文字数に加え、どのような言語か、日本語に訳すか日本語から訳すかなどの要素が価格を決めます。例えば英語の場合、200ワード程度の英語を日本語に訳すのが7~8円程度で、英語から日本語に訳す場合は、5円程度になるようです。

翻訳の仕事を受けるときは、単価に要注意です。100文字と書いてあっても、日本語で数えると1文字1文字をカウントしますが、英語で数えると1単語単位でカウントするのが一般的です。どちらの言語でどうカウントしているのか確認しましょう。

映像制作は、企業のプロモーションのための動画を作るものから、画像・文字・音楽などの素材をもらって繋げるだけのものまで、幅広い案件があります。動画の長さや、企画から依頼されるか編集だけの依頼かなどで単価が決まってきます。素材が用意されたショートムービーであれば3,000円程度のものから、撮影から行うのであれば30万円を超えるものまであります。

今すぐ確認を!単価設定の際の注意点


単価を設定する際の注意点としては、自身のスキルに見合った単価を設定することがあげられます。自身のスキルを安く売ってしまえば損になりますし、高く売ろうとすればクライアントが寄り付かなくなってしまいます。

自身のスキルがどれくらいの価値のものなのか、しっかりと確認してから単価を設定するようにしてください。ただし、クライアントによっては相場以下の単価でも、仕事を請けておいた方が良い場合もあります。

信頼を積み重ねることで単価を上げてくれたり、クライアントの成長に合わせて単価を上げてくれたりと、低単価で引き受けていた案件が高単価の案件へと化けたりします。単価の設定はあくまでも基本とし、クライアントを見極める目も養っていくのが良いです。

スムーズに単価交渉を進めるポイント

自分の価値に見合った単価交渉

単価交渉では、自分の価値をしっかりと把握しておくことが大切です。自分という商品の価値が分からないままに単価交渉をしていたのでは、ほとんどの交渉で思うような単価を獲得できません。何を強みに交渉するのか、自身が保有しているスキルの市場価値はどれくらいなのか、これらのことをしっかりと理解してから単価交渉を行いましょう。

初契約か継続かで交渉内容を変える

単価交渉のタイミングは、初めて案件を受けるときと継続案件の更新をするときの2パターンあります。初めて案件を受けるときは、自身の価値をいかに理解してもらうかが重要ですが、継続案件の更新では、クライアントからの信頼度を見ながら単価交渉を行うのがポイントです。

信頼を築けていない場合は、最初の単価から上げてもらうことは難しいですが、信頼を築けている場合には、スムーズに単価を上げてもらえることが期待できます。納期をしっかり守る、スムーズに連絡を取り合うなど、当たり前のことをしっかりとこなすことで信頼を築いていけますので、単価交渉したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

フリーランスの相場は、それぞれが単価を設定できる個人事業主であることに加えて、仕事の内容によっても大きく変わってくるため、あくまでも基準として考えるようにしてください。大事なのは自分が納得できる単価で仕事を獲得することですので「相場がこうだから」などと考えすぎないようにしておきましょう。

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