会社員の確定申告のやり方は?申告するメリット・申告方法

会社員は、会社が年末調整をしてくれるため、確定申告の必要はないと思うかもしれません。しかし、会社員であっても、副業の所得を申請しなければならない場合があります。また、確定申告の義務はなくとも、申告を行うことで控除が受けられ、過払いの税金が戻って来ることもあるのです。

サラリーマンで確定申告が必要な人とは

バイト以外の副業・2ヶ所以上の給与

サラリーマンで確定申告が必要な場合で特に多いのが、副業をしている場合と2ヶ所以上から給与を受けている場合です。給与を2ヶ所以上から受けている場合は、年末調整がなかった分の合計が年収20万円超えたら、確定申告が必要です。ルバイト以外の副業は、所得20万円超えであれば確定申告が必要となります。

収入2,000万以上・猶予や控除を受ける時

年間の給与収入が2,000万円以上、災害減免法で源泉徴収の猶予を受けている場合は確定申告が必要です。なお、住宅ローン控除をはじめて受ける場合医療費控除を受けたい場合も確定申告が必要です。税金を正しく申告することで、税金が還付されることもあることは知っておきましょう。

サラリーマンの確定申告の流れ


サラリーマンの場合、どのように確定申告を行っていくべきなのか、簡単な流れをご紹介します。

申告期限を確認する

確定申告には、申告期限があります。期限をすぎてしまうと、受けられたはずの控除などが受けられなくなってしまいます。

確定申告の申告期限や納期限は、年によって変ります。だいたい、所得税が2月半ば~3月半ば、消費税(個人事業者)が4月初頭まで、贈与税が2月初頭~3月半ば頃となっています。ただし、会社員の場合、申告期限は控除が発生した年の翌年から5年間となります。

情報収集をする

まず始めたいのが、情報収集です。仕事の掛け持ちや副業をしていても年収によっては確定申告の必要がないと説明したように、実際の年収は資料がないと判断できません。また、どこの税務署に提出しないといけないのか、管轄の税務署を確認しておくことも重要です。所轄の税務署は、国税庁の「税務署の所在地などを知りたい方」のページで確認できます。

申告に必要な書類の準備

確定申告に必要な書類の準備をします。掛け持ちであれば源泉徴収票、医療費控除があれば病院の領収書、住宅ローンであればローン関連の書類などが必要になります。1つ1つ揃ったらチェックをつけていくと安心です。

申告書の入手・記入

準備が整ったら、申告書を入手します。確定申告書はインターネットからでも入手可能です。年度によって書式が異なる場合があるので、必ず国税庁のサイトから最新のものを入手するようにしましょう。

無事確定申告書が入手できたら、提出の段階です。必要事項を記入していき、管轄の税務署宛に郵送か直接持っていきます。既に申請しており、専用のカードリーダーやマイナンバーカードがあれば、電子申告も可能です。

確定申告の必要書類

資料,kuguru,クグル,くぐる
サラリーマンの確定申告用意したい書類をご紹介します。ケースによって異なるので、自分が必要な書類を用意しましょう。

源泉徴収票

2ヶ所以上から給与をもらっている場合に必要です。年末調整で1ヶ所は計算が終わっているので、年末調整を受けない会社の源泉徴収票をもらっておきましょう。

社会保険料(年金保険料)控除証明書

支払った社会保険料は、全額が控除の対象となります。社会保険料の控除証明書や生命保険の控除証明書などを用意しましょう。控除証明関係は年末調整を受けていれば必要ありません。社会保険料の控除は以下の5種類です。

  • 自分または家族の国民年金保険料と厚生年金保険料
  • 自分または家族の健康保険料(税)
  • 国民年金基金の掛金
  • 後期高齢者医療制度の保険料・介護保険料
  • 労働保険料

保険料控除申請書

社会保険料の他に、民間の保険料も控除の対象です。生命保険、介護医療保険、個人年金保険に入っている人は、会社から「保険料控除申告書」をもらっておきましょう。保険会社の名前や、保険に支払った金額などを記入します。

住宅ローン控除関係の書類

確定申告によって、住宅ローンで支払ったお金を控除できます。そのためには、「住宅借入金等特別控除額の計算明細書」を記載する必要があります。さらに、登記事項証明書や売買契約書の写しなどが必要です。借入金があるかないか、認定住宅の特例を利用するかどうかでも必要書類が異なるので注意しましょう。

会社員であれば、一度確定申告で住宅ローンの控除手続きをしてしまえば、2年目以降は年末調整で手続きできます。2年目以降は、2年目~10年目まで税務署から送られてくる「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」と、ローンを組んでいる金融機関から送られる「年末残高証明書」が必要です。

医療費の領収書の原本

1年間の医療費が10万円を超えている場合、医療費の控除を受けることができます。医療費の控除は、会社の年末調整で行うことはできません。そのため、会社員であっても自分で手続きをしなければなりません。

医療費控除の申告期限・申告手順
医療費控除は会社に任せることができません。医療費の控除には、さまざまな条件があり、所得によって受けられる控除額も異なります。スムーズに控除を受けられるよう、還付申告の方法を紹介しています。

アルバイト以外の副業がある場合

株取引で、確定申告をする時には、年間取引報告書が必要です。年間取引報告書は、特定口座を使っている場合、証券会社が用意してくれます。一般口座を使っていたら、自分で用意しなければなりません。

株の確定申告の税率・計算方法
株取引からの所得がある場合、原則として確定申告をしなければなりません。こちらの記事では、株取引にかかる税金の種類と税率、確定申告の手間を省く方法を紹介しています。

FXの場合は、以下の書類を揃える必要があります。こちらも、FXの取引をしている会社が用意してくれることもあるので、確認しておきましょう。

  • 所得税申告書第三表(分離課税用)
  • 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」
  • FXの取引履歴がわかる損益報告書
FXの税金、経費や税金対策
FXで利益が出た場合、その利益額によって確定申告が必要かどうかが変わってきます。また、確定申告をする場合、経費と認められるものを抑えておけば、かかる税金を少なくできる可能性もあります。こちらでは、FXにかかる税金の種類や、確定申告の条件、経費と認められる項目について紹介しています。

副業で事業を営んでいる場合は、決算書が添付で必要です。決算書を作成するためには、経費や収入を明らかにして計算する必要があります。会計ソフトの利用が便利です。

確定申告書はどうやって手に入れる?

税務署やインターネット

確定申告書は、税務署はもちろん、インターネットからも入手できます。忙しくて税務署に取りに行けない場合で、自宅にコピー機があれば、インターネット経由で印刷するのがおすすめです。インターネットで印刷する際は、旧式の確定申告書を誤って出力しないために、必ず国税庁の確定申告書コーナーから印刷するようにしましょう。

最新情報であることが確認できていて、かつすでに利用している会計ソフトがあれば、会計ソフトから印刷するのも便利です。なお、継続的に確定申告を行うことが予想される場合は、確定申告書の送付を希望し、翌年から郵送で確定申告書一式を税務署から送ってもらうこともできます。

確定申告のやり方がわからない時は?

cad,資格,パソコン,オフィス

国税庁のサービスを利用

国税庁が用意しているタックスアンサーでは、税金に関するよくある質問とその回答を読むことができます。また、国税に関する相談を電話ですることもできます。所轄の税務署の窓口で相談することもできますが、確定申告時には混雑が予想されるため、事前予約をしておきましょう。

訂正しやすいパソコンで作業

税金の申告は誤りがあってはいけないものです。故意でなくても、仮に誤った額で申告を行ってしまうと、追徴課税が課される場合があります。だからこそ、できれば手書きではなく、計算や文言のコピーができるパソコンを使って作成する方が便利です。国税庁の確定申告書コーナーにいって、直接入力していくこともできます。

インターネットやパソコンを利用すれば、誤りがあればすぐに修正できるので、何度も間違って書き直してということもありません。もし、専用のカードリーダーを持っていて、すでに申請も終わっているのであれば、作成後電子申告を利用するのも良いでしょう。

まとめ

サラリーマンの場合、確定申告が必要なときと、確定申告をした方が良いときがあります必要がある場合で可能性が高いのは、副業や掛け持ちで働いている場合。年末調整したからと安心せずに、自分自身でしっかり確認するようにしましょう。

おすすめコンテンツ


ページ上部へ戻る