個人事業主が確定申告すべき条件と必要書類まとめ

  • 2017-11-6

個人事業主として事業を営んでおり、一定の所得条件を満たす場合には、確定申告を行ない、所得税等を支払う義務が生じてきます。どのような場合に確定申告をしなければならないのか、具体的な条件と確定申告に必要な提出書類についてまとめて紹介しましょう。

個人事業主で確定申告が必要な所得条件


確定申告とは、1年間で発生した所得にかかる税金、すなわち所得税や復興所得税を支払うために行なう手続きです。毎年2月から3月の指定期間に、国税庁が定めたルールに従い、申告対象となる人が税務署の窓口または郵送、あるいはオンラインで確定申告を行ないます。

個人事業主は、年間の所得金額が38万円を超えた場合に、確定申告をしなければなりません。年間の所得金額とは、事業収入から諸経費を差し引くことで算出できる金額です。なお、この38万円基準が適用できるのは、個人事業を「専業」として行なっている場合のみであることを覚えておきましょう。

例えば、会社員として勤務しながら、個人事業を「副業」で行なっている場合には、確定申告すべき所得条件が異なります。具体的には、副業で年間所得金額が20万円を超えたら、確定申告をする義務が生じますので、注意が必要です。

個人事業主が確定申告で申請する経費


個人事業主が、年間の所得金額を算出する際、経費として差し引くことができる費用のうち、代表的なものを以下に紹介しましょう。なお、経費として申告できるのは、あくまでも事業運営費用のみです。例えば、自宅兼事務所として賃貸物件を利用している場合、経費に算入する家賃は、事務所に相当する分を使用面積比率などで按分しなければなりません。

経費として計上できるかどうか判断に迷った場合には、お近くの税務署窓口で事前に相談することをおすすめします。なぜなら、本来経費として計上すべきでない項目を所得金額から差し引いた場合、その分所得税等を過少に納めることになるからです。経費の不正計上が税務調査で発覚した場合、税務署からペナルティーが課される可能性がありますので、慎重な判断が求められます。

経費として計上できる費用項目例

  • 商品などの仕入代金
  • 備品や消耗品の購入代金
  • 機械など固定資産の減価償却費
  • 自動車保険などの保険料
  • 事業資金の借入金にかかる支払利息
  • チラシなどの広告宣伝費
  • インターネット料金などの通信費
  • 水道光熱費
  • 事業所の支払家賃
  • タクシー代などの旅費交通費
  • 商品の配送費用
  • 会食費用などの接待交際費

個人事業主が確定申告で提出する書類


個人事業主が確定申告で提出すべき様式は、国税庁により細かく定められていますので、しっかりと事前に確認をしておきましょう。なお、確定申告の方法は、「白色申告」と「青色申告」の2種類があり、どちらを選択するかによって、提出する書類が異なります。ちなみに、「青色申告」の事前申請をしていない個人事業主は、簡易的な会計帳簿の作成で対応できる「白色申告」を自動的に選択することとなります。

一方、「青色申告」を選択するためには、事前の届出に加え、単式または複式簿記による会計帳簿の作成が必要です。青色申告は、多少複雑な事務作業を伴うものの、最高65万円の特別控除や赤字の繰越可能など節税メリットを得たい個人事業主におすすめの申告方法となります。以下、場合別に提出書類の種類を確認しておきましょう。

白色申告で提出すべき書類

青色申告で提出すべき書類

個人事業主が確定申告で使えるソフト


確定申告で提出すべき書類を準備するためには、日ごろから収支の管理や帳簿の作成が必要となります。会計や簿記の知識がない方でも、簡単に会計帳簿の作成や確定申告書類の作成ができるソフトがありますので、代表例をご紹介しましょう。

おすすめ1:MFクラウド確定申告

個人事業主向けのクラウド型会計ソフトです。ダウンロードが不要なので、時間や場所を問わず利用できる点が魅力。仕訳の自動入力機能があり、普段の会計帳簿の作成も効率的に行なえます。もちろん、確定申告の提出書類も自動的に作成でき、国税庁の「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にも対応可能です。

おすすめ2:弥生会計オンライン

インストール型の会計ソフトでも有名な「弥生会計」シリーズのひとつです。クラウド型のソフトで、個人事業主向けのメニューも充実。青色申告向けと白色申告向けのメニューが別々に設けられているので、分かりやすいと評判です。カード明細や銀行明細、レシートなどをスキャンするだけで会計仕訳を自動作成してくれるので、会計知識も必要ありません。

まとめ

上記の所得基準を満たすのであれば、個人事業主として適切に確定申告手続きができるよう、あらかじめ時間に余裕を持って準備をしておきましょう。市販のソフトを活用すれば、ラクに確定申告の手続きが進められそうですね。

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