個人番号の記載が必要?マイナンバー制度による源泉徴収票の変更点とメリット

  • 2017-11-14

マイナンバー制度が導入されたことは、まだまだ記憶に新しいのではないでしょうか。マイナンバー制度によって、公的機関の連携や会社での管理などさまざまな話題がありましたが、マイナンバーによって源泉徴収票に変化があったのはご存知でしょうか。マイナンバーと源泉徴収票について解説していきます。

マイナンバー導入による源泉徴収票の変更点


マイナンバー制度が導入されたことによって、これまでの源泉徴収票の様式が変わりました。新源泉徴収票は、2016年からが対象になっています。それでは、具体的に旧源泉徴収票と新源泉徴収票とではなにが変わったのでしょうか。

源泉徴収票のサイズ

これまで、A6サイズのはがきよりも一回りだけ大きい紙で源泉徴収票は発行されていました。しかし、2016年からはA5サイズになり大きくなっています。それだけ、記載する項目に変更があったということです。

マイナンバーを記載する欄の新規追加

マイナンバー導入による大きな変化です。なお、社員本人のマイナンバーだけでなく、16歳未満に該当しない扶養親族の欄もマイナンバーが追加されています。ただし、本人への発行用と税務署提出用は異なり、本人への発行についてはマイナンバーを記載しません。

その他

支払者の法人番号の追加、控除対象配偶者の追加、非居住者親族数の追加などもされています。

マイナンバーを記載するメリットとは


マイナンバーを新たに記載することになった源泉徴収票ですが、マイナンバーを記載することでメリットはあるのでしょうか。結論から言うと、マイナンバーを記載することで、給与支払者である会社または個人、給与支払いを受ける社員などが得するということはありません。

源泉徴収票にマイナンバーを記載することによってメリットがあるのは、公的機関の方です。たとえば、同姓同名の人がいる場合の手続きでミスをほとんどなくすことができますし、マイナンバーで管理することによって情報が管理しやすくなります。公的機関においての業務の効率化が図られるというわけです。そのため、場合によっては税金など手続きが以前よりもスムーズに行われることを期待することができます。

マイナンバー記載が必要な源泉徴収票


源泉徴収票は、税務署に提出するものと、社員に発行するもの2つに分けられます。税務署に提出する源泉徴収票についてはマイナンバーの記載が必要なので注意しましょう。なお、税務署提出用の源泉徴収票は、社員発行用と様式が異なり、マイナンバーを記載する欄がしっかりと設けられています。

ただし、マイナンバー発行後の制度の見直しによって、給与所得、退職所得の源泉徴収票など一部マイナンバーの記載が不要な場合もあります。マイナンバーを記載することによって情報が漏洩してしまうリスクがあるためです。

ただし依然として基本的には、税務署提出用の源泉徴収票はマイナンバーの記載が必要なのことには注意しましょう。マイナンバーが記載されていないからと言って、すぐくに不受理になる訳ではありませんが、記載されていないことが故意である場合、マイナンバーを記載しないケースが増えた場合は、将来的な罰則も予想されます。マイナンバーは、税務署内でのミスをなくす大切なナンバーであるということは意識しておきましょう。

給与所得者が受け取る源泉徴収票は?


給与所得者が受け取る源泉徴収票は、会社が税務署に発行する源泉徴収票とは異なり、マイナンバーを記載する欄がありません。マイナンバーを記載する必要がないためです。

たとえば源泉徴収票が使用されるケースを思い浮かべると良いかもしれません。退職に伴う確定申告や年末調整以外では、年収を証明する書類としてよく使われています。たとえば、住宅ローンや自動車ローンなどのお金を借りる場合に使用されます。しかし、このお金を借りるための金融機関は税金の支払いとは全く関係ない会社です。場合によっては、マイナンバーを記載することによって、外部にマイナンバーが漏れてしまうことがあります。

そのため、給与所得者などが受け取る源泉徴収票はマイナンバーを記載しません。もし、誤って従業員に配布するようの源泉徴収票にマイナンバーを記載してしまった場合は、ペナルティが発生する可能性があります。それほど、マイナンバーは扱いに慎重にならなければならないものだということです。実際にマイナンバーの漏洩が問題になって、公的機関では一部の人のマイナンバーを完全に違うものに変更したというケースも見受けられます。

まとめ

源泉徴収票の書式は、マイナンバー発行以降変更されています。給与の支払いを受ける人の場合、特段気にする必要はないですが、情報漏洩に繋がらないか、自分用のものにマイナンバーが記載されていないかだけでも確認しておくと安心でしょう。

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