採用される履歴書!ケース別に見る職歴欄の書き方のポイント

  • 2017-11-24

就職や転職の時に提出する履歴書の中には様々な項目が用意されています。今回は、その中の「職歴欄」の書き方について解説します。職歴欄は、あなたがこれまでにどのような仕事をしてきたのかを知ってもらうための大切な項目のひとつです。ただ漫然と職歴を書き連ねるのではなく、読み手である採用担当者が理解しやすいように記入することも社会人として必要なスキルといえるでしょう。

職歴欄の基本の書き方をチェック

では、基本的な職歴欄の書き方を確認してみましょう。

一行目

「学歴・職歴」と書いてある枠に、まずは学歴を書きます。学歴を書き終えたら一行空け、次の行に「職歴」と書きましょう。「職歴」の文字は「学歴」と同じように行の中央へ書きます。

年号

履歴書全体で「西暦」「和暦」を統一して年号を書きます。履歴書の日付なども含めて同じ形式で書かれていることが大切です。

入社年月・退社年月

入社年月や退社年月は、書類上の日付を書きます。「○年×月□日」に入社したのであれば、入社年月は「○年×月」となります。退社年月についても、書類上の退職日を元に書きましょう。最後に出勤した日にちや有休消化前の日にを記入する必要はありません。

会社名

会社名は省略せずに正式名称で書きます。(株)などの略称は使わず「株式会社○○」と記入してください。所属していた部署名が明確な場合は「○年×月□日 株式会社○○ ××部 入社」などと記載するのが通常です。

退職理由

会社を退職したことを記載する時には「一身上の都合により退職」と書くだけで結構です。詳細な退職理由は必要ありませんが、状況に応じて「契約満了のため退職」「出産のため退職」などと記入しても問題ありません。

職歴は正確に書く

在籍した会社数が多い場合、省略して書く人も中にはいますが、空白の期間があると採用担当者は不審に思うことがあります。在籍をした会社は残さず記載しましょう。

締め

職歴の最後は「現在に至る」で終えます。履歴書を書く時点では、まだほかの会社に在籍している場合は「現在在職中」または「○年○月退職予定」などの言葉で締めましょう。最後に学歴・職歴欄の右下へ「以上」と書けば終了です。

職歴欄に載せた方が良い情報とは?

ここからは職歴欄に加えたい工夫についてお伝えします。履歴書の職歴欄は「○年×月□日 株式会社○○ ××部 入社」だけで、その会社についての記載を終えることもできますが、一工夫加えることであなたがどのような会社でどんな働きをしていたのかを採用担当者に知ってもらうことができます。

「○年×月□日 株式会社○○ ××部 入社」の次の行から「従業員数○名、○○担当として○○業務に就く。」「○○へ異動」「○○へ昇進」など、初見でも大まかなことを把握できるような職歴の書き方を意識しましょう。履歴書のほかに職務経歴書の提出を求められているという場合は、職務経歴書へ詳細を書き、履歴書の職歴欄に主要な出来事を書いておく、という方法が良いでしょう。

派遣やアルバイトなどは記載する?

派遣やアルバイトで勤務した期間を履歴書の職歴欄へ記載するかどうかは、人によって迷うところかと思います。

派遣での勤務歴

派遣で勤務をしたものも職歴として記載します。ただし、書き方には少しコツがあります。派遣で働いたということは、派遣会社に登録をして仕事をしたということであって、派遣先の企業に入社したわけではありませんので注意しましょう。派遣会社○○に登録をして株式会社××の△△部へ勤務した場合、以下のように書きます。

「○年×月□日 株式会社○○に派遣登録し、以下の職務に従事」
「○年×月○日 株式会社××、△△部」

このように書けば、採用担当者は派遣会社と実際に勤務をした企業の両方を知ることができます。また、ほかの派遣会社の業務先へ転職をした場合は、以下のように続けます。

「○年×月□日 株式会社○○ 退職」
「□年△月●日 株式会社□□に派遣登録し、以下の職務に従事」
「□年△月○日 株式会社◇◇ ●●部」

新たな派遣会社の派遣先へ転職した場合、前の派遣会社は「退職」扱いになりますので、書き間違いに気をつけてください。

アルバイト歴

アルバイトは、内容によって職歴に書く場合と書かない場合があります。応募先がアルバイトであれば、これまでのアルバイト経験を記載することは全く問題ありません。しかし、正社員の採用試験を受ける時は職歴にアルバイトの記載はしません。アルバイト経験によって身につけたスキルなどをアピールしたい場合などには職歴として記載しても良いでしょう。

職歴が多くて収まらないときは?

多くの職歴がある場合は、すべての職歴を書き入れることができるレイアウトの履歴書を用意しましょう。「少しくらい事実と違ってもわからないだろうから、1社抜いて書こう」などと考えてしまうと、後で職歴詐称を疑われることもありえます。職歴も学歴も自分の都合で省くことは望ましくありません。

こんな場合はどう職歴欄に記入する?

次に、少しイレギュラーな職歴の書き方を確認しましょう。

転籍した場合

在籍している会社のグループ企業などへの転籍をした場合は以下のように記載します。

「○年×月□日 株式会社○○ ××部 入社」
「□年△月●日 株式会社△△ □□部に転籍」

このように書けば、退社をしたのではなく異動であることがわかります。

社名変更

在籍中に会社名が変更になった場合です。社名変更については以下のように記載します。

「○年×月□日 株式会社○○(現株式会社××) 入社」
「□年△月●日 株式会社×× 退職」

入社した時には株式会社○○だったものが在籍中に株式会社××という社名に変わっているため、退職時点の会社名は株式会社××となります。

アルバイトから正社員になった場合

アルバイトとして入社した後、正社員になったという経歴は、以下のように記載します。

「○年×月□日 株式会社○○ アルバイトとして入社」
「□年△月●日 正社員として登用」

このように記載することで、アルバイトとしての働きが買われて正社員登用された、ということが伝わります。

まとめ

履歴書という1枚の紙に、あなたのこれまでの人生を書き入れていくのは大変な作業です。しかし、あなたと同じように企業も真剣に選考を行っているため、その気持ちに応えられるような質の良い履歴書を作成しましょう。職歴は企業側が最も注目している経歴のひとつであるため、気配りを忘れず丁寧に書き上げることが大切です。

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