【初心者必見】C言語とC++・C♯の違いとは?

  • 2017-12-7

C言語、C++、C#…プログラミング初心者にとっては似た名前であるうえに、一部の文法や関数も似ている部分が多く見受けられるため、混同してしまいがちです。

これらは歴史や考え方だけでなくプログラムの組み方も大きく異なります。それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。

C++とは

C++の概要

 
C++はC言語を拡張して「オブジェクト指向」という考え方を取り入れたプログラミング言語です。そのため、C++はC言語と互換性があり、C++の開発環境でC言語の開発を行なうこともできます。

C++の特徴

 
C言語を拡張した言語であるため、C言語と同じように低レベル層(OS、メモリ、ハードウェアなど)のリソースにアクセスすることが可能です。また、これらリソースに干渉したプログラムを得意としています。

C++のコンパイラではC言語を書くこともできるため、C言語とC++それぞれの書き方を混在させることができます。一見混乱しそうに思えますが、C++の大部分はC言語の文化がベースになっているため、どちらか片方になれていれば違和感なくソースを読み解くことができるでしょう。

C♯とは

C♯の概要

 
C#はマイクロソフトが生み出したプログラミング言語です。デビューした2000年当時、プログラミングの世界ではすでに「Java」という言語が流行していました。C#はC言語やC++をベースにこの「Java」の考え方を取り入れ新たに生まれた言語です。C++とは違い、互換性はありません。

C♯の特徴

 
C言語やC++との互換性は一切ありません。そのため全く別の言語と考えてください。

実行ファイルを直接生成する他のふたつとは異なり、書いたコードは.NET Frameworkという環境の上で動きます。これにより「どんな環境でも.NET Frameworkが入っていれば動く」という環境を実現でき、PCやOSのバージョン、ハードごとにプログラムを書き直す必要がないのです。

この仕組みはJavaに強く影響を受けていて、Windowsアプリケーションなど高レベル層での開発を得意としています。

C言語とC++・C♯の関係


C言語の文法や考え方は多くのプログラミング言語に影響を与えています。名前から分かるように「C++」と「C#」もC言語を元に生み出された言語です。

プログラミング初心者にとっては最初に手に付けた言語で今後のプログラミングに対する思想がかわります。また、名前が似ているため「他の言語を間違えて勉強していた」ということがないようにしましょう。

C言語とC++・C♯の特徴の違い

 
代表的な違いは以下の通りです。

互換性

C++のコンパイラでC言語を書くことはできますがC#ではできません。

環境

C++は目的プログラムをEXEやDLLなどの実行ファイルを直接生成します。対して、C#は.NET Frameworkという環境上で動作します。

仕様

C++とC#には「オブジェクト指向」という考え方を取り入れていますが、C++はC言語と共存しているため、メモリなどの低レベル層のリソースに直接アクセスできます。しかし裏を返せばどんな些細なものでも低レベル層の事を考えて設計しなければなりません。設計ミスによってはマシンをクラッシュさせてしまう可能性もあります。
 
対してC#は低レベル層のリソースを使ったプログラミングはとても苦手です。しかし高レベル層にあるリソースやコンポーネントを使って比較的安全に設計することができます。

C言語とC++・C♯の用途の違い

C言語、C++は低レベル層プログラムを組むことができるため、組み込みソフトウェアなどハードウェアと強く結びつくプログラムに適しています。具体的にはロボット、工業機械、電子基板、OSなどの開発で使用。C++の文法をうまく生かせば、C言語よりもぐっとソースを短く書くことが可能です。しかしハードウェアの制約により、大きなコンパイラに対応できない場合はC言語のみで設計することもあります。

対してC#は高レベル層のプログラムを安全に効率よく設計できるため、ゲームや事務会計ソフトなどのアプリケーション開発に向いています。これらの設計はC++で書くと煩雑なコードになってしまいます。C#では効率よく書くことができる文法や豊富なライブラリがそろっているため、ぐっと読みやすく短いコードで設計することが可能です。

そのため、アプリケーションの開発においてC#は優れているといえるでしょう。しかし実行には.NET Frameworkの導入が必要であるため、低スペックのマシンにとっては大きな負担となります。また、定期的に.NET Framework自体のバージョンアップが行われているため、古い機能が廃止されることや脆弱性が見つかった場合は対処しなければなりません。

まとめ

C言語、C++、C#はよく似た名前ではありますが、得意分野や仕様が大きく異なります。特にC++とC#では同じプログラムをひとつ書くにあたってもコードの書き方の効率が違うため、それぞれの特徴を理解し自分に合った言語を覚えましょう。

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