軽視していませんか?転職時の適性検査の重要性と対策のポイント

  • 2017-12-5

転職による選考で、面接と共に行われることが多いのが「適性検査」です。適性検査を実施している企業は多く、選考の際の重要度は「参考」程度から「重視」まで、企業によってさまざまです。適性検査とは果たしてどのようなものか、あらかじめできる対策方法はあるのか、などを紹介します。

転職の際に適性検査が行われる理由


キャリア採用における「適性検査」は、応募者と企業側との相性を見極めるためのツールです。面接は、顔を合わせて話をすることで分かることも多いですが、逆に客観的な判断がしづらくなることもあります。そこで、客観的な判断として用いられるのが「適性検査」です。

適性検査は、面接では分からなかった学習的な能力や隠された性格が、目に見える形で結果に出ます。そのため、企業側は主観や思い込みを捨てて、冷静に応募者を判断することができるのです。

また、企業で行われる適性検査は2種類に分けられます。

「能力検査」と「性格検査」です。能力検査は国語力・基礎的な計算能力などの学習能力のほか、論理的思考や一般常識などが判定されます。性格検査では、情緒・心理面といった、個人の人格的な面が見えるのです。

適性検査の結果と面接などを総合的に判断し、企業は、よりニーズにマッチした人物を採用します。応募者側としても、能力とは別のところで企業と「合わない」ということを避けることができます。互いのミスマッチ防止のためにも、適性検査は大事なテスト項目なのです。

具体的にはどんな試験が行われるの?


それでは、具体的にどのような適性検査が行われるか挙げていきましょう。

SPI

SPIは、適性検査としては定番のものです。Synthetic Personality Inventoryの略で、総合的な個性や性格を評価するテストとして、10,000社以上がSPIを採用時テストに導入しています。

問題内容は、いわゆる国語と算数、性格適性検査です。国語部門では、熟語の読み・漢字の組み合わせの意味・意味が通るように文を並び替えることに加え、長文問題も出ることが多いです。

GAB

GABは、証券・商社などで多く導入されているテストです。

国語力テストでは「論理的思考」を、算数・数学テストでは「図・表から情報を読み取る」能力をそれぞれ計測します。図表が多く、言語の問題では長文が出題され、古文・漢文の問題が出ることもあります。

玉手箱

玉手箱は、webテストとしてはトップシェアで日本SHL社製のテストです。能力テストと性格テストで校正されています。

同じ問題形式のテストが続くため、正確さと同時にスピードが重視されます。回答時間がとても短いことも特徴です。そのため、問題形式をまず押さえたなら効率よく問題を解き続けることが大事になります。

内田クレペリン精神検査

クレペリン検査は、計算による処理能力、性格・行動を検査するテストです。

決められた分数で足し算を繰り返し、合図とともに次の列へ、そしてまた合図があるまでその列の足し算を繰り返します。この計算の作業量や、時間と共に分かる正誤量などから、さまざまな性格が分かるようになっているのです。

TG-WEB

webテストとして導入が急増しているテストです。

他の適性検査よりも難易度が高く、違う傾向の問題が出されることが多いため、あらかじめ書籍などで対策を練っておくと安心です。「従来型」は、難解かつなじみの無い傾向の問題が出ます。「新型」は、短い時間で多くの問題を解くことになります。

CAB

CABは「コンピュータ職適性テスト」です。

他のテストに比べ、コンピュータに関する専門的な知識が必要な問題で構成されています。そのため、導入をしているのはIT関連、システム関連企業に多く見られます。専門知識だけではなく、性格適性検査も含まれるのが特徴です。

適性検査は事前対策が大切です!


適性検査は、能力と性格・職への適性を測るテストです。そのため「テスト勉強のようなものをする必要は無いのではないか」と思われがちですが、正しい事前対策というものはあります。

例えば上記項目の「CAB」は、主にIT関連やシステム関連の会社で導入されている傾向が強いです。「この業界ではこの問題」という傾向の強い適性検査はあるため、自分が受ける先の業界でどのような問題が出ているか、ということは調べておく必要があります。

また、どの傾向のテストが来ても戸惑わないために、事前にwebでできるサンプルテストを受けておいたり、書籍で問題に取り組んでおくことができます。何もせずに当日、能力を発揮できずに終わるよりも「テスト勉強」は必要です。頭のトレーニングの一環として、テスト対策はしておきましょう。

あなたは大丈夫?適性検査時の注意点


「検査」や「テスト」と聞くと、つい自分をより良く見せようとしたくなるものです。そして、性格診断テストにおいて本当の自分とは違う傾向に「はい・いいえ」と回答をしてしまいそうになってしまいます。

しかしそこで「他の回答と矛盾が出る」「嘘が判明してしまう」などとなれば、評価を大きく下げる原因となるのです。また、入社をしてから自分の適性ではないところに配置をされ、苦しい思いをする可能性もあります。

学問・能力的なテストには事前にぬかりなく対策をし、性格テストには素直にありのままで、ということに気を付けて適性検査を受けることをおすすめします。

まとめ

適性検査とは名のとおり、企業に対する「適性」を見る検査です。適性検査を導入している企業が多いということは、すなわち、面接だけではない能力・人間性も企業は加味する、ということになります。参考程度から重要扱いまで企業によってさまざまですが、適性検査のことをよく知り、転職活動に生かしてください。

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