合格率や難易度は!?情報処理技術者試験は受験するべき?

会社の昇給条件に含まれていたり、就活で有利にはたらくケースがあったり、情報処理技術者試験への合格は様々な場面で評価指標となっている場合があります。情報処理技術者の試験区分は複数あり、難易度や目的に沿って自分に合う試験を受験する必要があります。それぞれの概要や、合格した際のメリットについて確認しましょう。

情報処理技術者試験とは

情報処理技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が主催しています。IPAは情報処理技術全般の発達を目的とした団体であり、情報処理技術者試験の実施を通じてIT人材を発掘したり、情報リテラシーを強化したりする狙いがあります。

情報処理技術者試験の概要や区分

試験区分ごとに難易度や出題分野は異なり、合格者の知識や技能レベルを客観的に評価する基準となります。初学者向けでスキルレベルが1とされる「IP(ITパスポート試験)」は土台の知識が無くても勉強に取り組みやすい試験であり、ITの基本知識が問われます。

レベル2の「FE(基本情報処理技術者試験)」と「SG(情報セキュリティマネジメント試験)」、レベル3の「AP(応用情報技術者試験)」からは情報処理の幅広い分野から出題されます。レベル4の高度試験と呼ばれる試験群では、データベース・ネットワーク等に分野が絞られ、合格には専門性の高い知識が必要となります。

情報処理技術者試験の合格率や難易度とは

それぞれの試験区分では、解答形式や試験の実施方法が異なります。IPはCBT方式(コンピュータのスクリーンに問題が表示され、マウスやキーボードによって解答する試験方式)で行われ、解答は全て選択式です。

FE・SGは午前と午後にそれぞれ選択式の問題が、APは午前に選択式の問題・午後に記述式の問題が出題されます。高度試験については、全ての区分で午前に2種類(いずれも選択式)、午後に2種類(記述式と論述式)に問題が分けられています。

区分ごとの合格率や難易度

初学者向けの試験であるIPで、平成28年度の合格率は48.3%です。高度レベルIT人材の証明となるレベル2のFEで同年度の合格率は26.6%、レベル3のAPでは21.0%となっています。

レベル4の高度試験では全ての区分の合格率が10%台となっており、合格には専門的な知識や応用力が必要であると言えます。平成28年度に新設されたSGを除いて、情報処理技術者試験の合格率が10%以上増減することは稀で、区分ごとにおよその合格率が想定されていると考えられます。

情報処理技術者試験の申し込みや合格発表の時期

問われる分野や難易度から受験する試験を決めたら、申し込み方法や合格発表までのスケジュールを確認しておきましょう。

情報処理技術者試験の申し込み時期と手続き方法

IPはCBT方式で随時実施されており、申し込みサイトから利用者登録を行う際に試験の開催地や日程などを選択することが可能です。SG、FE、APは4月に春試験、10月に秋試験の年2回試験が行われます。高度試験は年1回のみの開催で、試験によって春秋のいずれで開催されるかが異なります。

春試験の受験申し込み期間は1月から2月、秋試験の受験申し込み期間は7月から8月の、それぞれ約1ヶ月間です。試験地域の選択は可能ですが、試験会場については選ぶことができません。試験の約2週間前に届く受験票に記載されているため、そちらで確認することになります。

情報処理技術者試験の合格発表の時期

IPの合格発表は受験月の翌月中旬に行われます。専用サイトに利用者登録を行っておくと、試験終了後には自分の試験結果を参照することができます。SG、FEの合格発表は試験の1ヶ月後、APや高度試験は2ヶ月後となり、合格証書は申し込み時に登録した住所へ郵送されます。

情報処理技術者試験は受けた方がよい?

情報処理技術者試験への合格は、「一定以上のスキルを持つIT人材である」と客観的に評価されたことを意味します。具体的なメリットとして、以下のような例を挙げることができます。

企業によっては資格手当がつく

情報処理技術者試験に合格すると、資格手当が支給される企業があります。試験区分によって支給額が異なるケースは多く、高度試験であれば月額10000円以上が支給される企業も存在します。IPについても手当支給の対象としている場合や、一時金・受験費用が支給される場合などもあり、企業によって対応はさまざまです。

AP以上は就職に有利になることもある

履歴書に記載があると面接官の目に留まりやすいのは「レベル3のAP以上」です。見習い技術者による取得が推奨されるFEに対して、AP以上は知識や応用力が幅広く問われる試験です。取得すると弁理士試験や中小企業診断士の科目が免除されるケースもあり、資格として評価されやすいと言えます。

また、高度試験の合格者はそれぞれの分野のスペシャリストと見られることがあります。就職活動の際、一定以上のスキルを持っていることをアピールしやすくなるでしょう。

まとめ

情報処理技術者試験について、区分ごとの難易度や申し込み方法等を紹介しました。合格すればIT技術者としての知識や専門性を深められるだけでなく、社内や就職活動の場においては評価につながることもあります。計画的に学習を進め、取得を目指してみるのも良いかもしれません。

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