契約書の割印って何?必要になる場合と正しい位置も解説!

  • 2017-8-24

契約を取り交わす場面でよく耳にする「割印」、みなさんは割印の意味や正しい押し方を知っていますか?また、もしも割印を押し忘れてしまった場合のデメリットはご存知ですか?割印の重要な役割や正しい押し方やキレイに印影を写す方法などしっかり理解しておくと、これからのビジネスシーンできっと役に立ちます。今回はこの「割印」のポイントをしっかりと覚えましょう。

契約書に押印する「割印」の意味・役割

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割印とは?

割印とは、同じ内容の2つの文書がある場合に、その文書が同じ内容、または関連するものであると証明するために2つの文書にまたがって印鑑を押すことを意味しています。例えば自社と取引先とで契約書を交わして1通ずつ両社で保管する場合、同じ文面の契約書を2通作成したことを証明するために、2通にまたがって印鑑を押すことを割印と言います。
また、領収書の場合は、発行する領収書とその控えにまたがって印鑑を押すことが割印となります。

割印の正しい押し方

割印の押す位置について、特に正式な場所は決まっていません。一般的な方法は、それぞれの契約書の上部を少しずらし、両方にまたがるように一度だけ印鑑を押します。自社と取引先で1通ずつ保管する場合は、両社の印鑑を押印します。

割印に使用する印鑑は、署名捺印に使用する印鑑と同じである必要はありません。しかし、署名捺印と印鑑と別々に分けて使用すると手間が増えることや、段差に印影をしっかり写すためには大きめの印鑑のほうが押しやすいこともあり、署名捺印に使用する印鑑と同じ印鑑を使用するケースが多いようです。

また割印の際に注意するポイントとして、2通をまたぐ部分に段差ができるので、印影ができるだけはっきりと残るようにしっかりと押印することです。捺印マットを使い、均一に力を加えて押すようにしましょう。

「割印」と「契印」「消印」の違い

割印と混同されやすいのが「契印」や「消印」です。

「契印」とは、契約書が複数ページになる場合に、それが連続している文書であることを証明するために2ページにまたいで印鑑を押すことです。割印は同じ内容の契約書が2つあることの証明をするために捺印するのに対して、契印は1つの契約書の中でページが抜けたり追加されないよう連続性を証明する目的で捺印します。契印には署名捺印に使用する印鑑と同じもので捺印してください。

「消印」とは、金額が記載された契約書類や領収書と、そこに貼られた印紙をまたぐように捺印することです。消印も押印する場所に正式な決まりはありません。

割印の正しい位置は?

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ホチキスで止められている場合

ホチキスで止められた契約書の場合は、両ページにまたいで押印がしづらいため、各ページを半分に折って裏ページをまたぐように捺印します。

袋とじ製本の契約書の場合

袋とじの契約書の場合は、表か裏のどちらか一方の表紙と帯(製本テープ)をまたぐように捺印します。

契約書が3通以上の場合

契約書が3通以上の場合は、2通の割印と同様に上部を少しずつずらし、3通すべてをまたぐように捺印します。

全体に共通する注意点として、割印を押すときに段差ができるためしっかり印影が残るように捺印してください。あらかじめしっかりと押さえつけて段差を少なくしてから、均一にしっかりと捺印するのがポイントです。捺印マットも併用して失敗を防ぎましょう。

契約書に割印は必要?

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割印を忘れた場合は契約書の効力がどうなるの?

もしも割印を押し忘れるとどのような問題が起こるのでしょうか?実は割印を押さなくても契約はきちんと成立していれば、契約書に法的な効力があります。

割印を押し忘れた時のデメリットは?

割印を押す目的のである「2通が関連する文書である」という事を証明するのが困難になってしまいます。つまり万が一、差し替えられたり改ざんされた場合でも気づかなかったり、関連性を証明することが難しくなってしまいます。このようなトラブルを避けるためにも、契約書にはしっかり割印を押して、万が一の事態にも備えておく必要があります。

電子契約書の場合、割印はどうするの?

最近では電子契約書で契約するケースも増えてきています。紙の契約書だと割印や契印、袋とじ製本など手間がかかります。また、書類のペーパーレス化に積極的に取り組む企業も増加傾向です。電子契約書の場合は、割印や契印を押す必要はありません。

まとめ

いかがでしたか?契約書の「割印」の役割と重要性をしっかり確認しておきましょう。割印を押し忘れて相手にマイナスイメージを与えてしまうのはもったいないですよね。契約書に割印が正しく押されているか上司や関係部署にチェックしてもらうのもおすすめです。割印のポイントを理解してスムーズに契約を進めましょう。

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