契約書に必要な印鑑は6種類!それぞれの押印位置や注意点まとめ

  • 2017-8-25

ビジネスシーンでは様々な印鑑を見かけますが、それぞれの印鑑の役割についてみなさんはしっかりと理解できていますか?特に契約書は企業同士の重要な書類ですので、使用する印鑑を間違えないようきちんと確認したいですね。今回はそんな契約書に必要な印鑑と注意点をご紹介します。

契約書に押す印鑑は何がいい?

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印鑑には実印、認印、インク浸透印など様々な種類がありますが、契約書にはどの印鑑が最適でしょうか?

契約書には実印

契約書に使用する印鑑で最も一般的なのが「実印」です。実印は「代表者印」とも言われ、法人設立登記の際に法務局へ届け出した印鑑で、企業を代表する際に使用する最も重要な印鑑です。つまり企業同士の取引を証明する契約書では実印を使用するのが最適です。

契約書に認印やインク浸透印を使用するとどうなる?

契約書に実印ではない認印、インク浸透印を押印した場合、その契約に問題はあるのでしょうか?実は認印やインク浸透印を使用しても、契約自体の有効性は損なわれません。しかし、契約書に使用する印鑑が実印か認印かでは、相手側が「契約した覚えはない、押印していない」など主張してきた際に違いが出ます。
実印は企業を代用する印鑑であり、法務局にも届け出ているため、複製や不正使用される確立が低くなります。しかしインク浸透印などは届け出の必要がないため複製される可能性が高くなります。つまり「契約書に押印していない」と主張しても、実印が押印してあれば複製された可能性は低く、契約書の合理性が高くなります。
万が一のトラブルを避けるためにも、契約書に使用する印鑑は実印を押印するのが最適となります。

契約書に押す印鑑の種類

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先ほどは「契約書に使用する印鑑は実印が最適」とご紹介しましたが、契約書に使用する印鑑は他にどのような種類があるのでしょうか?

割印

「割印」とは、同じ内容の2つの文書がある場合に、その文書が同じ内容、または関連するものであると証明するために2つの文書にまたがって印鑑を押すことを意味します。

契印

「契印」とは、契約書が複数ページになる場合に、それが連続している文書であることを証明するために2ページにまたいで印鑑を押すことです。割印は同じ内容の契約書が2つあることの証明をするために捺印するのに対して、契印は1つの契約書の中でページが抜けたり追加されないよう連続性を証明する目的で捺印します。契印には署名捺印に使用する印鑑と同じもので捺印します。

訂正印

「訂正印」とは、契約書で誤って記入した部分などを訂正する際に、作成者が訂正していることを証明するために、訂正箇所に捺印することです。これにより契約書に関わりのない第三者が勝手に書き加えることができないようにする役割があります。

捨印

「捨印」とは、訂正箇所があったときのために、あらかじめ訂正印を押しておく印のことです。しかし、捨印はどこで訂正するかまだ分からないので、文書の内容が勝手に変更される可能性も否定できません。そのようなリスクを避けるためにも、捨印はできるだけ行わない、もしくは信用度の高い相手のみに使用しましょう。

消印

「消印」とは、金額が記載された契約書類や領収書と、そこに貼られた印紙をまたぐように捺印することです。消印も押印する場所に正式な決まりはありません。

印鑑ごとの押印位置

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割印の押印位置

割印の押す位置について、特に正式な場所は決まっていません。一般的な方法は、それぞれの契約書の上部を少しずらし、両方にまたがるように一度だけ印鑑を押します。自社と取引先で1通ずつ保管する場合は、両社の印鑑を押印します。
割印に使用する印鑑は、署名捺印に使用する印鑑と同じである必要はありません。しかし、署名捺印と印鑑と別々に分けて使用すると手間が増えることや、段差に印影をしっかり写すためには大きめの印鑑のほうが押しやすいこともあり、署名捺印に使用する印鑑と同じ印鑑を使用するケースが多いようです。
また、割印の際に注意するポイントとして、2通をまたぐ部分に段差ができるので、印影ができるだけはっきりと残るようにしっかりと押印することです。捺印マットを使い、均一に力を加えて押すようにしましょう。

契印の押印位置

契印を押す位置は、前後のページにまたがるよう、ページの境目に押します。また、契約書の文書が連続していることを証明するための捺印ですので、すべてのページの境目に契印を押す必要があります。

訂正印の押印位置

訂正印を押す位置は、特に決まったルールはありません。一般的な訂正印の位置は、訂正したい文章に横方向へ二重線を引き、その上に正しい文章を書き加えて、訂正付近に捺印します。訂正し二重線を引いた上に訂正印を押すのもよく使われます。

捨印の押印位置

捨印を押す位置について決まったルールはありません。通常は、文書の欄外の分かりやすい場所に捺印します。また、契約書の枚数が少ない場合は、契約書の表題の上部に捨印を押すこともあります。

消印の押印位置

消印を押す位置も正式な決まりはありません。金額が記載された契約書類や領収書と、そこに貼られた印紙をまたぐように捺印します。

契約書に印鑑を押す際に注意すべきこと

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今までの項目で契約書に使用する印鑑の種類や押しかたを紹介しましたが、実際に契約書に印鑑を押すときに注意すべきポイントも確認してみましょう。

法的拘束力が発生

単なる口約束や合意とは違い、契約書で契約を取り交わすということは法律上の制度であり、「法的拘束力」が認められます。もしも契約を守ることができない場合は、契約を違反したことに対する損害賠償などの制裁が法的に認められています。
そのため、契約書を作成し押印する前には、必ず契約書の内容に誤りや漏れがないか、数字や月日が間違っていないか確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか?契約書に使用する印鑑の違いや、その役割と押す位置についてしっかりと理解できましたか?ビジネスシーンでは常に様々な契約がともないます。万が一のトラブルを防いで、スムーズに契約書が取り交わすことができるよう、事前にきちんと把握しておきましょう。

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