【初心者向け】C++の開発環境の作り方

初心者の方に向けて、C++の開発環境の作り方について解説したいと思います。プログラムを開発するにあたって、そのプログラムを記述するエディタや、ソフトウェアの開発を効率化する統合開発環境に馴れ親しむことは重要です。この記事を通じて、それぞれの役割と特徴を把握し、自分にあったツールを見つけ出していきましょう!

C++の開発環境の作り方とは


「開発環境を作る」と言っても、初心者の方にとっては何を用意すれば良いのかわからないでしょう。C++を開発するにあたってのワークフローは、1.プログラムの記述、2.プログラムのコンパイル、3.プログラムの実行と改善の3ステップに大きく分けることができます。

目的に合わせたプログラムを書き、そのプログラムをコンピュータが実行できる形式に変換し、動作の確認を行う、これらの作業に適したツールを集め、利用できるようにすることが「開発環境を作る」ということです。

プログラムの記述を行うためのツールが、「エディタ」です。エディタはその名の通り、プログラムを編集するためのもので、一般にはプログラムを実行する機能は含まれません。次にプログラムのコンパイルを行うのが、コンパイラと呼ばれるツールです。コンパイラが出力する結果を直接実行することで、プログラムを実行できます。

しかし、プログラムを記述し、逐一コンパイラを通じてコンパイルし、その動作を確かめるといった一連の流れは骨の折れる作業です。この作業を効率化するためのツールが統合開発環境であり、プログラムをコンパイルする前にバグを検出できたり、プログラムの一部を検証しながら開発を進めるための機能が搭載されています。

これらのツールは無料のものもあれば、有料のものもあります。今回はその中でも利用者が多く、扱いやすいものをピックアップしたので順に紹介していきます。

エディタを選ぶ

TeraPad

TeraPadはシンプルな軽快に動作するフリーのテキストエディタです。その見た目はWindowsに標準搭載されている「メモ帳」と同程度にシンプルなものですが、Redo&Undo(取り消しとやり直し)機能や行番号の表示といったリッチな機能が搭載されています。扱う言語によってはシンタックスのハイライトにも対応しているので、無償で初心者に扱いやすいテキストエディタです。

サクラエディタ

サクラエディタはWindows上で動作する無料の日本語テキストエディタです。デフォルトでC/C++をはじめとした様々な言語のシンタックスハイライトに対応しています。また、C++はクラス別の依存関係を可視化するツリー表示機能も兼ねそろえているため、C++を利用してこれからプログラミングを始めたいという初心者の方にオススメです。

JmEditor

JmEditorは、複数のファイルを並行して開発を行う場合に適した、タブ切り替え型のテキストエディタです。サクラエディタなどと同様に、Windows上で動作します。こちらもフリーのテキストエディタですので、Web上からダウンロードし、インストールすることで簡単に利用を開始可能です。実際のプログラミングでは、複数のファイルを同時に編集することが多いので、タブ切り替え型の機能は、重要な特徴であると言えるでしょう。

コンパイラを選ぶ

Windows

C++をWindowsで利用する場合は、gccと呼ばれるC++をコンパイルするツールをインストールする必要があります。MinGWと呼ばれるWindowsでアプリを開発するための最低限の環境を合わせて提供してくれます。MinGWのWebサイトからインストーラをダウンロードし、インストーラのセットアップウィザードに従ってC++をコンパイルするための環境を整えることができます。

Mac

Macの場合はデフォルトでgccが利用可能です。Launchpadから「ターミナル」を開き、作成したプログラムをコンパイルすることができます。gccが利用できるかどうか確認するために、以下のコマンドを実行します。

gcc -v

統合開発環境を選ぶ

Microsoft Visual C++ 2008 Express Edition 日本語版

Microsoft Visual C++ 2008 Express Editionはその名の通りWindowsの環境で動作する統合開発環境です。C++やVisual Basic、C#といった言語を利用したWindowsアプリケーションや、ウェブアプリケーションの開発を手助けする機能が搭載されており、Windowsを利用しているプログラマの方が最初に利用する統合開発環境の一つです。

Eclipse

EclipseはIBMにより開発された統合開発環境です。C++やJavaを始め様々な言語の開発に対応しており、非常に高機能なツールとなっています。また、多種多様なプラグインとよばれる拡張機能が提供されており、自分が開発を行いやすいようにカスタマイズしていくことが可能です。

WindowsだけではなくMacへのセットアップにも対応しているので、OS環境を選ばない、万人向けの統合開発環境と言えるでしょう。

Visual Studio

最後に、再びMicrosoftが開発している高機能な統合開発環境である、Visual Studioについて紹介します。クロスプラットフォーム(複数のOS環境に対応)しており、無償のCommunity版が公開されているため、世界トップのエンジニアたちが利用する開発環境を無料で手に入れることが可能です。

数々のプラグインが提供されているので、自分好みにカスタマイズし、一つ上の開発環境を整えましょう。

まとめ

今回はC++の開発環境を整えるにあたって最低限必要となるエディタやコンパイラを始め、開発をより効率化するための統合開発環境までを紹介しました。この記事を参考にして、自分ならではの開発環境を整え、ストレスフリーな開発を目指しましょう!

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