「お気になさらず」を敬語にすると?ビジネスやメールでの使い方

  • 2017-8-25

普段の生活において「お気になさらず」と、年上の方に対して口にしたことはないでしょうか。しかし、ビジネスシーンにおいても使用できる言葉なのでしょうか。この記事では「お気になさらず」という言葉のビジネスシーンにおける使い方やシチュエーションなどをご紹介します。自信をもって会話ができるよう、相手に対し失礼な言葉を使ってしまわないよう、ここで「お気になさらず」という言葉の知識と使い方を覚えておきましょう。

「お気になさらず」の意味とは

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「お気になさらず」は「気にしないで」の敬語であり、「気にかけないよう丁寧に伝える」「相手の配慮をやさしく断る」といった意味があります。よく使用される場面としては、謝罪を受けたときが挙げられます。相手に対し「問題ないです」「大丈夫です」という意味を込めて「いえいえ、お気になさらずに」などと使われます。

また、相手から何かしらの配慮、気遣いを受けたときなどにも使います。。配慮や気遣いに対する断りは、一歩間違えれば失礼な印象を与えてしまう可能性があります。その点、「どうぞ、お気になさらないでください」と伝えることで、相手に失礼な印象を抱かせることなく断ることが可能です。

さらには、体調がすぐれないときや構わないでほしいときなどにも使用されます。「心配しないでください」「気遣わなくて大丈夫です」といった意味で「お気になさらず」と使われます。しかし、「お気になさらず」という言葉は使用するシチュエーションや口調などによって、「放っておいてください」「話しかけないでください」という意味にも捉えられ兼ねないため、使用する際は気をつける必要があります。

「お気になさらず」のビジネスシーンでの使い方

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「お気になさらず」という言葉をビジネスシーンで使用する機会は少なくありません。例えば、上司や取引先といった目上の方から、仕事のミスについて謝罪を受けた場合です。「大丈夫です」「問題ないです」と答えるよりも「お気になさらず」と答えたほうが、仕事のミスに対する印象を柔らかくできるので、ミスをしてしまった上司や取引先が感じる申し訳なさへの配慮を表せます。

他にも、取引先において出されたお茶やお茶菓子などを遠慮する場合にも「お気になさらず」が使用できます。「お構いなく」や「結構です」という言葉では、相手に対し多少の不快感を与えてしまう可能性も考えられます。その点「お気になさらず」と伝えることで、丁寧で柔らかい印象を演出しつつお茶やお茶菓子を遠慮できます。もちろん、出されたものにまったく口をつけないのは失礼にあたるとされているため、出されたものにお礼を述べつつ遠慮すると良いです。

ビジネスシーンでは、相手に与える印象は大切なものです。口は災いの元などといいますが、ちょっとした言葉遣いで相手に悪印象を抱かせてしまわないよう、言葉選びには気を配るようにしましょう。「お気になさらず」と自然に言えるようにすることで、仕事における会話をスムーズに進め、スマートな仕事をできるようにしましょう。

「お気になさらず」をビジネスのメールで使うには

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上司や取引先といった目上の方からの謝罪をメールで受けた場合は、「お気になさらないでください」と返すのではなく「お気に留められませんようお願い申し上げます」と返信する方が良いです。メールでは表情や身振り手振りで気持ちを伝えられないため、会話に使用する言葉よりもさらに丁寧な印象を持つ言葉の使用が適しているといえます。

会話では丁寧な印象を与えられる言葉でも、文字に起こした途端にぶっきらぼうな印象を与えてしまう言葉は少なくありません。「お気になさらないでください」という言葉は、「大丈夫です」「問題ありません」という意味のほかにも「放っておいてください」「話しかけないでください」という意味も含まれているので、文章にした場合に、どこか冷たい印象を与えてしまうことも考えられます。

そのため、メールで「気にしないでください」という気持ちを伝える際には、「お世話になっております。ご連絡頂いた件については、こちらでも見落としておりました。どうぞお気に留められませんようお願い申し上げます」などと、文章の装飾を多めにしておくと丁寧な印象を与えつつ、「気にしていませんよ」という気持ちを伝えられます。

まとめ

ここまで「お気になさらず」という言葉について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。ビジネスシーンで使用する場面は多く、社会人であれば身につけておきたい言葉の一つといえます。目上の方に対し「気にしないでください」と伝えたいときに言葉選びで悪印象を与えてしまわないよう、「お気になさらず」と言える意識を持っておくようにしましょう。

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