ネットワークエンジニアとは?年収や取るべき資格・求人について

ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークのシステムを構築したり、運用や保守をしたりする技術者のことです。システムを構築して運用していく点では、システムエンジニアと似ていますが、ネットワークエンジニアはネットワークのみが対象物になります。今回はそんなネットワークエンジニアについてご紹介します。

ネットワークエンジニアの主な仕事

設計

クライアントより依頼を受けてネットワークシステムの設計を行う業務になります。クライアントからどのようなネットワークシステムを作りたいかヒアリングを行うことはもちろんのこと、提案能力なども必要になる業務です。

クライアントに直接会うことから、ある程度のコミュニケーション能力も必要になります。クライアントの希望に最新の情報を組み合わせて提案書の作成を行い、クライアントの納得がいく説明をし、受注をもらうことが魅力な業務です。

構築

設計業務で作成された設計書を元にして回線の配置などのネットワーク構築を行う業務です。現場に機器を持ち込み、設計書通りにネットワーク機器を設置・設定を、ケーブルの配線を確認しながら行います。

大規模なネットワークを構築する場合は、構築に数ヶ月以上時間が掛かることもあります。例えば、新規ビルなどに構築を行うときには1から配線を設定していくため期間が長くなりがちです。トラブルや無駄なコストを避けるために最新機器・技術の知識や、配線・機器の設置知識が必要になります。設置後に正常に動くかの確認テストも行います。問題なく動いた時の達成感は、この仕事の魅力と言えるかもしれません。

管理・運用・保守

構築が終わり、クライアントにネットワークシステムの導入完了を伝えた後の、システム運用業務です。ネットワークシステム導入後も、クライアントからネットワーク機器の変更を受けることもあり、その対応などを行います。

機器の故障などでトラブルが起こった場合に対処をする保守も業務の1つです。トラブルを起こしている原因を突き止めて対処を行います。

ネットワークエンジニアの年収は?

年収・給料

ネットワークエンジニアの平均年収は450万円ほどで、ほかの業種と比べるとやや高めではありますが、ITエンジニアの中では比較的低い年収となっています。また年収の上り幅が他の業種に比べ低く、年齢が上がることで他の業種よりも年収が少なくなっていく傾向にあります。

しかしチームで動くことが多いネットワークエンジニアには役職があり、役職に応じて手当てが付くので、平均年収を超えた年収を貰うこともあります。

キャリアプラン

ネットワークエンジニアとして入社したときに配属されるのは、管理・運用・保守の業務であることが多く、数年後には設計を行うポジションまで行くのが一般的です。この設計まで行えるようになるとネットワークエンジニアのスペシャリストになっています。

スペシャリストになると年収も平均より高くなり、さらに資格の取得などで年収を上げていくことができます。スペシャリストまで行くことを第一目標にして業務に取り組みましょう。

未経験者向けの資格・スキル

シスコ技術者認定資格

シスコシステム社の機材を使用している企業がとても多いことから、ネットワークエンジニアにとって大切な資格になります。資格には下記のような段階があります。

  1. CCENT(Cisco Certified Entry Networking Technician)
  2. CCNA(Cisco Certified Network Associate Routing and Switching)
  3. CCNP(Cisco Certified Network Professional)
  4. CCIE(Certified Internetwork Expert)

ネットワークの基本であるCCENT、ネットワークエンジニアの証明であるCCNA、CCNAの上位資格であるCCNP、ネットワークエンジニア最上位の資格であるCCIEの4つに分けられています。未経験者は基本であるCCENTから順番に取っていくことが良いでしょう。CCENTを取ることができれば、CCNAの取得はそれほど高難易度ではないようです。

情報技術者とネットワークスペシャリスト

国家資格である基本情報技術者と応用情報技術者は、ネットワークエンジニアでも使える資格になります。IT関係が未経験の方は基本情報技術者から取得してみると、ほかの資格取得が楽になるかもしれません。

ネットワークスペシャリストは国家資格の中でも難しいとされる資格ですが、ネットワークエンジニアには特に必要な資格になります。受験資格は特に設けられていません。

英語・コミュニケーション能力

IT業界は、最新情報をどれだけ入れ込めるかが重要になります。しかしネットワークの最新情報や資格の取得をする際に、日本語訳されていない英文のものも多くあります。そのため英語力がないと最新情報が手に入れにくくなるかもしれません。

さらに、クライアントとの設計を行うことがあるネットワークエンジニアは、コミュニケーション能力も大切です。クライアントの意見をうまく聞くことはもちろんですが、チーム内でのコミュニケーションにも必要になるので磨いておきましょう。

ネットワークエンジニアの将来性

仕事がなくなることはほとんどない

ほとんどの企業はネットワークがないと仕事ができないため、管理・運用・保守の仕事のニーズはあり続けると予想できます。そればかりか、ネットワークの利用が右肩上がりのため、今後仕事が増えていくとも言われています。そのため求人も増えていくと予想されています。

将来性を広げるには

将来性に対する不安の声もありますが、ネットワークの利用が増えていることで、今まで起こらなかったようなトラブルも増えています。そういったトラブルを解消する仕事が新たに増えるなど、将来的には業務の範囲が拡大することも予想できます。新しく起こるトラブルを解消する能力を身に付けることで、将来的にも仕事に困らないネットワークエンジニアになれる可能性が高まります。最新情報の獲得や、経験を増やすことに努めていきましょう。

また、設計や管理を行うための便利なツールが日々開発されています。そのため、実際に手を動かして作業する時間が削減されつつあります。ネットワークエンジニアとして、手を動かす能力だけではなく、アイディアを生む力や企画力が将来を切り開いてくれるでしょう。

さらに将来性を広げるためには、新しくニーズの高まっている開発能力を身に付けることをおすすめします。○○エンジニアという職業は、その名前ごとに明確に業務範囲が分かれているという訳ではありません。クラウドエンジニアなど、ニーズが高まっている分野のスキルを身に付け、「ネットワークエンジニア×○○」といった形でスキルアップしていきましょう。

まとめ

ネットワークエンジニアは、クライアントからネットワークの仕事を受注したのち、現場でネットワークを構築し、運用・保守を行うという業務の流れになっています。最新情報を獲得したり、現場での経験を積んだりすることが大切です。多くの現場で活躍するためには、資格を取得して自分の能力をわかりやすく示す方法もあります。

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