リードタイムの意味とは?数え方、使い方を例文付きで解説!

皆さんは「リードタイム」という言葉を耳にしたことはありますか?「聞いたことはあるが、意味がよく分からない」「何となく使っている」という方も多いのではないでしょうか。今回は「リードタイム」という言葉の意味、使い方について解説します。

リードタイムは時間に関連するビジネス用語


まずは言葉の意味から解説していきます。

リードタイムとは、生産・流通・開発などの現場において、発注から納品までに必要な時間のことです。主に製造業で使われることが多く、売り手であれば、商品を受注してから開発・生産・納品までにどのくらいの期間が必要かを指しています。買い手であれば、商品購入の発注をしてから手元に届くまでの期間がリードタイムとなります。

リードタイムとは?納期との違いは?

リードタイムという言葉は納期と混同されがちです。納期とは、商品を納品する期限で具体的な日付を指すことができます。それに対して、リードタイムは期間を示す言葉となり「〇月△日」のような日付を指すものではなく、「〇日間」のように日数を意味しています。

例えば通販サイトなどで、「納期:3営業日」などと表示されている場合がありますが、これは正確な表記ではありません。商品の売り手側(サイト側)からすれば、商品を発送して到着までに3営業日が必要という意味であり、納期であれば「注文完了から3営業日後」というのが正しい表記です。

具体的な日付を指すのか、期間を指すのかで使い分けが必要となります。

売り手か買い手かで意味が変わる?

リードタイムは、商品の発注から納品までの時間を指すため、商品の買い手側・売り手側それぞれで使われることがあります。買い手側にとっては、発注したタイミングから商品が手元に届くまでの時間となり、これが短いほど商品を購入する可能性が高くなります。売り手側にとっては、受注から納品までの時間を指すため、短いほど売上アップにつながりやすくなります。

日本語に訳すとどうなるの?

リードタイムを日本語に訳した場合、手配番数(手番)または先行日数などと呼ばれます。製造業などの現場では、手番が使われることも多いため、同義であることをしっかり認識しておきましょう。 

リードタイムの数え方は?

期間を示す言葉のため日数や営業日でカウントします。該当する期間に休業日がある場合は、それも含めてカウントする必要があり、休業日を除いた日数であれば営業日として数えます。

どんなシーンで使うことば?


リードタイムという言葉の意味について解説しましたが、実際どのような場面で使われるのでしょうか?使用シーンや使う際の注意点について見ていきます。

製造や流通、開発などで使用する

前述の通り、リードタイムはメーカーなどの製造業や流通の現場でよく使われます。商品を製造・生産していく上で重要な指標となるからです。

例えば、商品の受注を見込んであらかじめ在庫を抱えておけば、リードタイムは配送にかかる期間のみのため短くなります。ただし在庫を抱えても商品が売れない場合は、生産によるコストだけが発生し、不利益が生じてしまいます。

逆に発注を受けてから商品の生産を始めれば、在庫リスクはなくなりますが、リードタイムが長くなるためビジネスチャンスを逃す可能性があります。そのため在庫リスクを削減しつつ迅速に商品を納入するには、リードタイムを可能な限り短縮することが必要です。

リードタイムを使う時の注意点

ここではリードタイムという言葉を使う際の注意点についてお伝えしていきます。リードタイムは主に4つの工程に分解され、それぞれの段階での所用時間から成り立ちます。

  • 開発リードタイム
  • 調達リードタイム
  • 生産リードタイム
  • 配送リードタイム

開発段階では、まず商品の企画を決定します。生産に必要な素材や部品などをどのように調達していくかと、実際に生産する工場などを決め、商品計画を進めていきますが、この企画・立案に必要な期間が開発リードタイムに該当します。

商品開発が完了して次は素材調達を行いますが、これにも時間がかかる場合があります。素材・部品を自社のもので賄えない場合は、外部に発注をする必要があり、調達に必要な期間が調達リードタイムです。

そして製造に着手してから生産が完了するまでの期間が生産リードタイム、生産した商品を納品するまでの期間が配送リードタイムにそれぞれ該当します。

そのため「リードタイム」という言葉を使ったときに、どの工程のものを指しているのか、それとも全体のリードタイムを指しているのかを明確にしないと誤解が生じる可能性があります。相手と認識の相違がないように注意する必要があります。

リードタイムを使った例文

自分が売り手の場合

「この製品のリードタイムを7営業日から5営業日に短縮する」

売り手の場合は、開発・生産から納品までの期間を指します。この例では単に「リードタイム」と言っており、納品完了までの総合的な期間を表しています。

「都内であれば、当社の配送リードタイムは2日です」

流通業者などであれば配送の工程を担うため、単にリードタイムといった場合でも配送リードタイムを指すこともあります。取引先など、社外で使う場合は混同されないように配送リードタイムと明言したほうがよいでしょう。

自分が買い手の場合

「部品を1000個発注したいのですが、リードタイムはどれくらいですか?」

買い手の場合は、商品を注文し手元に届くまでの期間を指していることに注意が必要です。例えば、生産まで自社で行い配送は外部業者に委託している場合、つい生産リードタイムまでの日数で答えてしまいそうになりますが、配送リードタイムを加味した日数を伝えなければいけません。

まとめ

リードタイムという言葉一つでも、使う立場や状況によって指し示す意味が異なります。類義語や混同されがちな言葉との使い分けをしっかり覚えることで、ビジネスシーンで役立ちそうですね。

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