デフォルトの略称はデフォ?複数の意味と使い方について

最近は様々なカタカナ語を耳にする機会が増えていますが、皆さんは「デフォルト」という言葉の正確な意味をご存知でしょうか?「デフォ」と略される場合もあり、聞いたり使ったりする機会も多いですが、実は複数の意味を持った言葉です。この記事ではデフォルトの複数の意味や正しい使い方について解説していきます。

デフォルトとは?


まずは、「デフォルト」という言葉が持つ様々な意味についてご紹介します。

IT用語で初期設定値という意味

元々はIT用語としてプログラミングや開発の現場などで使われる言葉でした。「初期設定値」という意味で、PCのソフトウェアや計算書などにあらかじめ設定された数値のことを指します。後ほど記載する、「いつも」「普通」「標準」などといった意味合いはこちらの使われ方から転じたものになります。

金融用語で「債務不履行」

皆さんは経済ニュースなどで、「〇〇国がデフォルトの危機」といった表現を見たことはありますでしょうか?これは上記のような意味とは異なり、金融用語で「債務不履行」を指したものになります。

簡単に言うと、「借りたお金を返すことができない」という状態です。ギリシャが金融危機に陥り、先進国では初めてのデフォルトとなった事例で話題になりました。

その他で使う時は「普通」「いつも」

上記でも軽く触れましたが、元々は「初期設定値」と言う意味だったものから転じて、「普通」「いつも」といった意味で使用されています。ITの現場以外でも日常的に使われ、「彼は私服で会社に来るのがデフォルトだ」「取引先の前ではネクタイをするのがデフォルト」などといったように使われます。

デフォと略される

Twitterや掲示板などのネット上では、デフォルトを「デフォ」と略して呼ぶこともあります。上記例をそのまま言い換えると、「彼は私服で会社に来るのがデフォだ」という表現になります。

デフォルトを使った言葉


次に、デフォルトを使った言葉を紹介していきます。

デフォルトゲートウェイ

「デフォルトゲートウェイ」とは、ネットワークの玄関口のようなものです。あまり聞き慣れない言葉ですが、インターネットに接続するためのセットアップ作業を自分でやったことがある方はご存知かもしれません。外部ネットワークに接続する場合は、デフォルトゲートウェイに指定されたIPアドレスにアクセスし、その後個別の機器に情報が送られます。

例えば、会社のPCから検索エンジンに接続しようとした場合、まずは会社内で構築されたネットワークから検索エンジンのサーバーと通信を行います。その際は検索エンジン側のデフォルトゲートウェイにまずアクセスし、情報をもらいます。その後、受け取った情報は会社内のデフォルトゲートウェイを通ってPCのような各機器に表示されます。

デフォルトゲートウェイは、ネットワークが互いに情報通信を行う際の窓口(代表者)のような存在です。

デフォルトの使い方・例文


それでは実際に「デフォルト」という言葉の使用例をご紹介していきます。

アルゼンチンはデフォルトした。

「デフォルトした」と使われる場合はほとんどが金融用語としての意味と捉えられます。「初期設定値」「いつも」「普通」といった意味合いだと、「〜した」という状態の“変化・進行”を示す使い方にはならず、「〜だ」というように状態を示すのみの使われ方になります。

このPCのデフォルト値だ。

「デフォルト値」という表現は「初期設定値」としての意味合いを示しています。また、単に「デフォルトだ」という表現だった場合でも、前後にIT関係の単語があれば文脈から推測し「初期設定値」としての意味だと判別することが可能です。

私はデフォルトで13時に携帯を鳴らす。

この場合は「いつも」「普段通り」というような意味合いで使われています。「デフォルトで〜する」「〜するのがデフォルトだ」のように動作と組み合わせて使われている場合は、この意味合いを示していると捉えることができます。

デフォルトの反対語


次に、「デフォルト」の反対の意味を表す言葉をご紹介します。IT用語としての場合と金融用語としての場合でそれぞれ異なりますので、個別に解説していきます。

IT用語での反対語はカスタマイズ

IT用語では「初期設定値(=何も変更されていない)」という意味ですので、反対語としては「手を加えた値(=変更したもの)」という意味合いで「カスタマイズ」が該当します。

例えばソフトウェアを例に取ると、インストールしたばかりのものは各設定がデフォルトのものになっています。使っていくうちに自分に合わせた設定になるよう、機能を変更したり追加したりしてカスタマイズします。全く反対の意味を指し示している訳ではありませんが、ペアになる言葉として覚えておくと良いでしょう。

金融用語での反対語はオブリゲーション

金融用語としてのデフォルトは「債務不履行」を意味しますが、債務そのものや債務を負うことを意味する単語が「オブリゲーション」になります。英語だと「obligation」と表記され、義務や責任といった意味があります。そこから転じて「債務」といった意味も持っていますので、デフォルトと対になる言葉として使われることがあります。

まとめ

日常生活でも使われるようになった「デフォルト」という言葉ですが、様々な意味を持っていることは覚えて頂けましたでしょうか?前後の文脈や使用シーンなどから意味を推察し、適切に使えるようしっかりと覚えておきましょう。

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