スケールとは?基本的な言葉の意味や使い方、類語との違いなども解説

「スケール(scale)」という言葉は広い範囲で使われており、また意味もそれぞれの場合によって異なってきます。ビジネス分野において使用される機会も多い言葉であるため、この機会にしっかりと学習しておきましょう。

スケール(scale)とは

広義では測量器具・物差し・目盛り

スケール(scale)という言葉は、広義の意味では測量器具や物差し、目盛りといった意味で使われます。我々の身近なものでいえば、定規やはかり、体重計等がそれに当たるのではないでしょうか。

大きさの規模・程度

そして、スケールという言葉は大きさの規模や程度といった意味でも用いられます。最近はスケール、スケーラブル、スケーラビリティというような言葉を耳にする方も多いのではないかと思いますが、この場合は大きさの規模や程度といった意味で使われています。

音楽では音域

音楽でもスケールという言葉がよく用いられます。音楽の分野で使用される場合は、ドレミファソラシドのような音階のことです。音楽の授業で長調や短調という言葉を習うことがありますが、長調のことをメジャースケール、短調のことをマイナースケールと呼びます。

ボイラーの内側に付着した湯垢

また、スケールという言葉はボイラーの内側に付着した湯垢のことを指す場合もあります。水道水の中に含まれる様々な物質から生成されるものであり、特に害はありませんが、見た目にはあまり好ましいものではありません。そのため、スケールを見かけたらこまめな掃除を行う必要があるでしょう。

鋼材表面の黒色酸化鉄

鋼材表面の黒色酸化鉄のこともスケールと呼びます。一般的に使われることは少なく、主に金属加工業等の業務において使用される言葉です。

英語圏ではキッチンスケール等の意味で使う

スケールという言葉は、英語圏ではキッチンスケール、ウェイトスケールという使われ方が一般的です。共にはかりという意味になるため、何かを測量するというスケール本来の意味が用いられているのでしょう。

スケールのつく言葉

スケールアウト

スケールアウトとは主にIT分野で使用される言葉であり、何らかの処理を行っているサーバーの台数を増やすことを意味します。サーバーの台数1台につき100件/分の処理が可能なのであれば、その台数を2台に増やすことで計200件/分の処理が可能になります。これをスケールアウトと呼んでいます。

スケールメリット

スケールメリットとは、別名「規模の経済性」と呼ばれ、生産規模を拡大することによる生産効率の上昇を意味します。何かを生産するにあたってはまず設備投資を行う必要があるのですが、初期投資が一番額が大きく、その後は低減していくのが一般的です。

そのため、生産規模を大きくすればするほど生産物一個あたりのコストが下がり利益得が上昇します。このような利点をスケールメリットと呼びます。

スケールアップ

スケールアップは、先程ご紹介したスケールアウトと対を成す言葉です。スケールアウトがマシンの台数を増やして処理効率を上げるものであるのに対し、スケールアップはマシンのチューンナップを行って処理効率を上げることを意味します。サーバーマシンに搭載されているメモリを増やしたり、CPUをより高速なものに載せ替えるというのがスケールアップです。

類語メジャー・コンベックスとの違いは?

メジャーはスケールの別称

メジャーはスケールの別称になるため、基本的に両者は同じ意味を持ちます。より厳密に定義するのであれば、寸法を測定するのがメジャー、重量を測定するのがスケールといったところでしょう。

コンベックスはメジャーの1種

コンペックスはメジャーの一種であり、金属製の断面が湾曲したテープで測定するタイプのものです。ほぼ固有名詞に近い使われ方をするため、広義な意味であるスケールとは異ります。

スケールを使った例文

スケールメリットを追求する

スケールメリットは先程述べた通り「規模を大きくすることによって得られるメリット」のことを意味する言葉です。そのため、スケールメリットを追求するというのは「規模を大きくすることで得られるメリットを追求する」といった意味になります。

先程は生産物の生産性を例に挙げて説明しましたが、規模が大きくなることによって得られるメリットはそれだけではありません。ブランドの認知力や市場優位性、それによる顧客や人材の獲得難易度の低下等様々なものがあるでしょう。

利益率がスケールする方法を提案する

「スケールする」というのは、規模が拡大する、数字が上昇するといった形で使われる言葉です。そのため「利益率がスケールする」というのは、単純に利益率が上がるという意味になるのですが、スケールするというのは比較的大きな規模で使用されることが多いです。「スケールアップ」という言葉を使うとより分かりやすいのですが、スケールアップは先程ご説明したように異なる意味があるため、余計に紛らわしくなってしまう恐れがあります。

まとめ

スケールという言葉がビジネス上で使われる場合、基本的には拡大方向のポジティブな意味になることが多いでしょう。しかし、スケールアップとスケールアウトのように、何をどのように拡大させるのかという部分が異なる場合もあるため、使用する際は間違えないよう気をつける必要があります。

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