オブザーバーの英語の意味や役割は?アドバイザーとの違いなども解説

ビジネスシーンでは、多くの英語を使用します。しかし、意味が曖昧なまま何となく使われていることが少なくありません。また似たような意味の言葉もあり使い分けに悩む方もいます。今回の記事では、英語の「オブザーバー」の意味や役割、またアドバイザーとの違いについても紹介します。

オブザーバーとは?

英語表記は「observer」

「オブザーバー」は英語で「observer」と書きます。代表的な意味は「観察者・観測者・監視者」、「(会議などの)傍聴者、立会人」、「意見を述べる人」になります。14世紀にフランス語の「observer」からラテン語「obsevare」に転じたのが語源になったと言われています。

意味は「傍聴者」「監視者」「陪席者」

ビジネスシーンにおいて「オブザーバー」は「会議で出席・発言は認められるものの、議決権や発議権がない陪席者、傍聴者」の意味で使われます。何ら権限が与えられるわけではありませんが、“特別に”出席を許される方を指します。また決まられたルールが守られているかを監視する「監視者」の意味もあります。

客観的な観点から会議を見守る役割

「オブザーバー」として参加するには「第三者」であることを自覚する必要があります。基本的に「オブザーバー」は会議の進行をただ静かに見守り、会議の進行上発言を求められた場合に限り、あくまで客観的な意見を述べる程度にします。参加者の特定の人物に肩入れするような言動は慎む必要があります。

アドバイザーとの違いは?

アドバイザーの意味

アドバイザーの意味は忠告者・助言者・顧問など助言を行う専門家です。アドバイザーはこれまでの経験で得た知識を会議の参加者に「助言・忠告」という形で発言します。

会議は常にスムーズに進行するとは限りません。意見がまとまらないことや、目新しい意見が出ず会議の進行が硬直化することもあります。

アドバイザーとオブザーバーの違い

「オブザーバー」は分かりやすくいうと事実上「見ているだけ」です。まれに意見を聞かれることもありますが、あくまでも会議の進行を妨げず、どちらかに偏ることもなく会議で出た意見を聞くことに徹します。

会議は意思決定の場です。重要な案件を処理することもあります。「アドバイザー」は「オブザーバー」と違い、専門家としての積極的な助言や忠告を求められます。

「アドバイザー」には「“助”言」という意味があるように、会議の出席者からは発言による「助け」を求められるのが一般的です。「オブザーバー」と比較して積極的な会議への参加を求められます。

オブザーバーと言い換えできる日本語

「意見参考人」

オブザーバーと言い換えられる日本語として、「意見参考人」があります。意見参考人の使用例を紹介します。

新入社員の研修の場に「意見参考人」として参加を求められました。

国際会議において、議決権や発議権はないものの「意見参考人」として参加することができました。

会社の会議に「意見参考人」として参加し、進行役から意見を求められ、あくまで客観的な事実や意見のみを発言しました。

裁判長は「意見参考人」の出頭を求め尋問し、判決の判断材料としました。

「傍聴人」「傍聴者」

発言権はありませんが、その場に居て会議などの進行を見聞きする権利のある人を指す「傍聴人」も、オブザーバーと言い換えできる場合があります。

「傍聴人」として参加した裁判では、原告・被告双方の意見を聞くことができ、弁護士になるための良い研修となりました。

入社数年の立場でありながら、研修の一環として、会社の意思決定会議に「傍聴人」として参加し、上層部の考えを聞くことができました。

「監視人」「監視者」「監視員」

オブザーバーの意味の一つである、「何かを注意して見る人」の言い換えとして、「監視人」「監視者」「監視員」があります。使用例は以下の通りです。

駐車場の車がパンクさせられる事件が発生し、管理組合は警備会社に「監視人」業務を委託しました。

事故が遭った海水浴場では「監視者」を増員しました。

日本近海の密漁が相次いだ問題で、各漁業協同組合は当面「監視員」を配置した船舶を出港させました。

このデパートは複数の建物に分かれているため、死角となる場所に「監視員」を配置しました。

「陪席人」「陪席者」

陪席人とは、合議制の裁判所に居る裁判官のうち、裁判長以外の人を指します。一般的な裁判所の風景で、中央に座る裁判長に対し、左右に座って居るのが陪席人です。陪席人には、発言権や裁判長と議論する権利がありますが、積極的に進行役を担うのは裁判長であるため、オブザーバーの立場と言い換えることもできます。

「陪席人」として訴訟の審理に参加し、裁判長を補佐しました。

「陪席人」が鑑定人に質問する場合、事前に裁判長に告げる必要があります。

裁判長は原告側の訴えを聞き、相当であると認めた時は、裁判長自ら朗読するか、「陪席人」に告させることができます。

「視察者」「監督者」「審判員」

そのほかに、「視察者」「監督者」「審判員」と言い換えることができます。「視察者」は現場の様子を見て把握する役です。「監督者」はもう少し積極的で、場がスムーズに進行するよう、注意を促したり指導をしたりする立場です。「審判員」は、主にスポーツなどの競技の場で、ルールが守られているか監視して判定を出す人を指します。

経済産業大臣が「視察者」として東京証券取引所を訪れ、市場関係者との意見交換を行いました。

「監督者」が携帯電話の使用を許可する場合、時間や場所などの制限を設けることがあります。

スポーツの種類に関わらず、選手たちは「審判員」の決定に従わなければなりません。

まとめ

「オブザーバー」には「傍ら」という意味があります。国際会議や裁判では「意見参考人」「陪席人」「陪席者」、防犯上の事案に対応する場合は「監視人」「監視者」「監視員」、責任者が監視する場合は「視察者」「監督者」「審判員」と言い換えることもできます。今回の記事を読んで、「オブザーバー」の意味や役割、「アドバイザー」との違いについて理解が深まればと思います。

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