エンジニアの留学先はアメリカ?フィリピン?IT留学先について解説

留学と聞くと「英語を学ぶ」というイメージが強いですが、留学の種類は語学留学だけではありません。IT留学(エンジニア留学とも呼ばれる)とは、英語環境下で、英語とプログラミングなどのIT技術を学ぶことのできる留学プランのひとつです。注目が集まるIT留学と留学先について紹介します。

エンジニア留学する意味

最新技術を学ぶ

専門用語を英語で理解できると、ウェブ上でプログラミングやIT技術に関する情報を英語で検索することが可能です。日本で利用者の少ないプログラミング言語や、技術、ソフトウエアについても、英語なら世界中から情報を集めることができます。

また国によって、プログラミング言語やフレームワークのトレンドが日本とは異なる場合があります。例えば2017年のPHPフレームワークをGoogleトレンドで比較すると、日本では1位「Laravel」、2位が「CakePHP」となっていますが、世界で見ると1位「Laravel」、2位「Symfony」となっています。海外で学ぶことで、日本ではまだ普及していない最新技術を知ることができるでしょう。

異国の文化を理解する

海外就職を考えている方や、取引先または下請け先が海外企業という方にとっては、言葉以上に相手の国の文化を理解することは、ビジネスを円滑に進める上で重要です。特に日本企業の多くは、ボトムアップ・マネジメント型(現場重視)であり、海外で多いトップダウン・マネジメント型(経営者重視)の企業とは、考え方そのものが異なります。

また時間に対する考え方やコミュニケーションの取り方、マナーにおいても日本とは大きな違いが出てくることもあります。留学を通じ、異国の文化やマナーを知ること、そして「世界は日本とは違う」と理解することは、グローバルに活躍するにあたり大きな強みになるでしょう。

英語を覚える

プログラミング言語自体が英語ベースであることが多いため、英語とプログラミング言語は親和性が高く、英語で学習した方が効率的です。プログラミング言語の中では、変数の型に整数を指定する場合「Integer」と記載しますが、Integerは英語で整数という意味合いがあります。プログラミング言語として、整数のときは「Integer」という文字列を書くと覚えるよりも、英語の意味と一緒に覚えてしまった方が覚えやすいです。

すでに、プログラミングの知識がある方にとっては、逆に英語を覚えやすいともいえます。自分が全く知らない分野よりも、自分の知っている分野の英語の方がはるかに理解しやすいためです。さらにプログラミング言語自体に英語が多く使われているため、多少英語が聞き取れないことがあっても自分の知識で補うことができるでしょう。

主な海外留学先について

アメリカ

アメリカへエンジニア留学する場合には、コミュニティーカレッジや4年生の大学にて学位を取得することが可能です。日本では、文系学部出身でもシステムエンジニアやプログラマーといった職種に就くことが可能ですが、アメリカを含む北米では出身大学はもとより学部も重要視されます。

IT系の求人募集には、コンピューターサイエンスや技術系の学位保有者という条件が設けられている場合が多いです。ITの本場アメリカで学位を取得できれば、どの国でも就職に役立つでしょう。

フィリピン、セブ島

フィリピンセブ島でのIT留学の魅力は、なんといってもマンツーマンまたは少人数制レッスンと費用の安さです。また、食事、洗濯、掃除付きといった学校もあり、これまで自分の雑用に費やしていた時間も勉強にあてることができます。さらに、フィリンピンは公用語のひとつが英語である上、英語留学地としても人気のため、英語力を伸ばすにも良い環境といえるでしょう。

インド

インドはIT大国とも呼ばれ、IT分野で大きな成長を続け、ビジネス上でも欠かせない存在となりつつあります。インドIT留学では、1カ月の短期から1年の長期プランがあり、コース内容も初心者向けから上級者コースまで用意されています。自分の目的やスキルに合ったプランが選びやすく、社会人に人気の留学先です。またインドもフィリピン同様、マンツーマンまたは少人数制レッスンが主流となっています。

オーストラリア

オーストラリアはIT教育に積極的で、小・中学校レベルの教育機関でもITの授業が導入されていることがあります。よって、ほとんどの大学や専門学校、ビジネスカレッジにはITコースが設けられており教育システムにも定評があります。

またオーストラリア政府はIT系の人材を求めており、プログラマーやシステムエンジニアといったITエンジニアの場合、永住権の取得につながる場合があります。職業に関連した大学・専門学校を卒業することで、現地で働くことができるビザ(卒業生ビザと呼ばれる)を取得できます。

フィジー

英語留学先としても日本人に人気のフィジーですが、エンジニア留学もできます。フィジーのエンジニア留学では、英語とITを組み合わせたコースを提供しています。また現地の学生と共に寮生活を送ることや、ホームステイアレンジも可能なため学校外でも現地の人と交流が持てる機会が多いです。

フィジーは、ニュージーランドやオーストラリアから多くの観光客が訪れる美しい島国です。さらに世界幸福度調査ランキング(米国の世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWINによる共同調査)では、何度も1位を獲得。日本や先進国では経験できない体験や感覚が得られるでしょう。

IT留学にかかる費用

セブ島の場合

セブ島エンジニア留学にあたり、1カ月の費用は安いところで14万円程度、高いところで約30万円。一般的に、宿泊施設は学校に併設されており、授業料に宿泊費やサポート料金が含まれます。

宿泊施設は基本的には寮で、1人部屋か2人部屋などの相部屋が選べることが多く、部屋の種類によって料金が違います。また学校によってはホテル滞在を選択できるところもあるようです。

インドの場合

インドのエンジニア留学の費用(授業料と宿泊費)は1カ月あたり15万円程度です。長期申込みで割引キャンペーンをおこなっていることもあります。インドでもセブ島と同様、宿泊施設は学校から提供される寮となり、1人部屋または、複数人のシェアルームから選択することとなります。またインドは物価が安いため、生活費は1カ月あたり3万円程度に抑えられるでしょう。

アメリカの場合

アメリカでのエンジニア留学では、1年以上の長期留学が主流です。専門学校の場合、1年間の授業料は100万から200万円程度。そして授業料とは別に宿泊費や生活費がかかります。

またアメリカの専門学校やカレッジでは、通常入学に際し、学校が定める英語レベルをクリアしていなければなりません。語学力が学校の基準レベルに達していない場合には、語学学校に通いレベル上げを行うため別途授業料がかかります。

まとめ

エンジニア留学の人気は高まっており、ITコースを新設する学校は増えつつあります。プログラミングは、世界共通言語です。エンジニア職は、まだまだ世界中で需要が高く、国境を越え、母国ではない国で活躍している人が多い職種です。エンジニア留学で、英語とプログラミング言語を学び、世界市場で戦えるスキルを手に入れ、自分の可能性を広げてみませんか?

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