「グロス」の意味とは?ネットとの違いや、マージンの意味も紹介

「グロス」と「ネット」。この言葉を聞いた事はあるが意味は知らないという方もいるかもしれません。特にビジネスシーンで使用される事が多い為、あまり耳にしない方もいるでしょう。逆に言えばビジネスシーンにおいては多分に使われる言葉でもあります。ここでは特に「グロス」という言葉について纏めていきます。併せてネットやマージンについても触れていきますので最後までお付き合いください。

グロスとは?意味を再確認


グロスという言葉の意味をご存知でしょうか。まずは簡単に紹介をしていきます。

グロスとは「総体・全体」

グロスとは「総体」や「全体」という意味を持ちます。では、総体や全体とはどういう意味なのか。グロスについてもう少しほりさげる為に、コーヒーで例えてみましょう。

グロスは前述した通り総体や全体という意味を持ちます。400円のコーヒーがあり、コーヒーの製造過程で1杯あたり250円かかっていたとします。この250円には、コーヒー農家への賃金、輸送費、カフェの土地代や人件費などが含まれています。グロスは純粋な売り上げ全体を指すので、この場合はグロス400円となります。経費としてかかっている250円は考慮しません。

広告業界は売り上げた金額の全て

広告業界で「グロス」というとその広告で売り上げた全ての金額を指します。基本的に広告業界の構造としては広告主がいて、広告代理店がいて、売り上げがあります。

広告が掲載されるまでには、広告の制作費や運用費などの経費が発生します。広告の純粋な利益を計算するには、広告の売り上げからそれらの経費を差し引きます。しかし、ここでいう「グロス」という表現ではそれらを加味しない純粋な売り上げの金額の事をいいます。

ネットとは?意味を再確認


では、ネットという言葉の意味は如何でしょうか。こちらも簡単に紹介をしていきます。

ネットとは「正味の・実質」

ネットとは正味や実質という意味を持ちます。先ほどのコーヒーの例でいうと、ネットは400円という価格から経費の250円を引いた150円を指します。

グロスが400円でもネットが150円のコーヒーと、グロスが300円でもネットが200円のものでは、後者をたくさん売ったほうが利益が出ることになります。実質どのくらい利益があるのか把握するためには、ネットの額をおさえておくことが大切です。

広告業界では実際に受け取る金額

広告業界で「ネット」というと、その広告で売り上げたすべての金額(グロス)から広告代理店の手数料などを差し引いた金額を指します。前述しましたが、広告業界では基本的に広告主、広告代理店、売り上げから成っています。例えば、営業が広告代理店を通して広告主から100万円受注したとします。100万円のうち、20万円を広告代理店に支払わなくてはならないとしたら、残りの180万円が「ネット」となります。

ゴルフでのグロスとネットの違い


ゴルフに限らず実は色々な場面で使われる「グロス」と「ネット」。ここではまずゴルフのスコアで使われる「グロス」と「ネット」について紹介していきます。

グロススコアは全体の打数の数

ゴルフを経験した事がある方は耳にしたことがあるかもしれませんが、この「グロス」と「ネット」という言葉はゴルフでも使用します。ゴルフにおける「グロススコア」というと全体の打数の数をいいます。ゴルフには実力差を埋める為の措置としてハンディーキャップというルールがありますが、ここでいうグロスはハンディーキャップを差し引く前の総スコアを指します。

ネットスコアは正味のスコア

反対に「ネットスコア」はハンディーキャップを差し引いた正味のスコアを指します。ハンディーキャップはコースの難易度等によって左右されますが、ここでは仮に1ホール100打で回る方でハンディーキャップが20だった場合を例に出します。この場合、グロススコアは総数なので100打。そこからハンディーキャップの20を差し引いて80がネットスコアとなります。

マージンとは?おさらいをしよう

ビジネスでは「粗利益・儲け」

ビジネスシーンにおいてよく使われるマージンという言葉の意味は「粗利益」や「儲け」です。例えば企業が何らかの物品を購入する場合に商社を介したとします。この商社は中継をする為の手数料を必要とします。これがこの商社のマージンに相当します。

本来の意味は「余裕・余白」

マージンという言葉自体が持つ意味は「余裕」や「余白」です。用紙の上下左右の余白や段落の余白などの事を「マージン」と言う場合もあり、混乱しがちですが、ビジネスシーンでは前述した「粗利益」や「儲け」といった意味を指す場合が多いです。

広告売上の書き方は?広告業界の常識


業界が変わると使い方が少しずつ変わりますが根本的な意味やニュアンスはどれも似通ったものです。では広告業界で「グロス」と「ネット」はどのように使用されているのでしょうか。

ネットは原価・グロスは定価

グロスは定価を、ネットは原価をそれぞれ表します。

グロス:請求費用(広告代理店から広告主に対して)
ネット:原価(広告代理店のマージンを差し引いた実費用)

このようになります。
仮にグロスが100万でマージンが20万だった場合、ネットは80万という訳です。いずれの業界においても全体を「グロス」、正味を「ネット」とする事は変わりませんので、この意味を押さえておきましょう。

見積書や請求書を書くときに使う

では、見積書や請求書を書くときに使う「グロス」と「ネット」はどういう意味を持つのでしょうか。例を用いて説明していきます。

例えばAさんがインターネットを使って何らかの商品を買ったとします。その商品を作るのにかかった金額は10万円でした。Aさんは10万円を払えばこの商品を受け取ることができるかというと、そうではありません。

何故なら多くの場合、商品を作るのにかかった金額+送料+手数料という形で商品代金+αが必要となるためです。

10万円(ネット価格)+(送料・手数料など)=グロス価格

その為Aさんが商品購入の際に見積もり依頼すると、その見積もり書には上記のような区分けにて「ネット価格」と「グロス価格」が書かれるのです。

まとめ

いかがでしたか?ビジネスのみならず実は身近な所でも使われる「グロス」と「ネット」。これらの意味をきちんと理解する事が出来たのではないでしょうか。ビジネスの場ではお金について使うことが多いので、意味をしっかりおさえておきましょう。

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